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2012523日付の毎日新聞(電子版)によると、「東日本大震災の被災地である岩手県山田町の木材がれきの焼却を開始した静岡県島田市が焼却作業をいったん中止した」という。

記事によると、

523日より島田市は木材がれきの焼却を始めた

◇山田町から搬入された木材チップの中に受入対象外の重さ約70キロのコンクリート塊が混入していた

(塊は縦25センチ、横60センチ、高さ18センチでその他石計7個が混入)

◇焼却処理対象外廃棄物が混入していたので、島田市は焼却作業を中止した

のだという。

この「対象外廃棄物混入」に怒り心頭なのは、地元住民である。

山田町から搬入されたコンテナは5基あり、4基目にコンクリートと石4個、5基目に石2個が混じっていたのだ。

3基目までは木材チップのみで焼却完了)

報道によると、コンクリートや石が見つかった時点で、静岡県と地元住民が協議し、焼却作業の延期とコンクリートや石の山田町への返却をしたという。

それにしても「山田町の対応」はずさん過ぎる。

私個人としては「東日本大震災で被災した地区の復興負担はできるだけ日本国中で負担をしあうべき」との考えだ。

しかし、現実問題として「がれき類など廃棄物の放射能問題」で環境省の呼び掛けとは裏腹に、全国各地で「被災地からの廃棄物受入」に対しては地元住民の「反対」の声も高い。

今回の「岩手県山田町」の「失態」は「島田市のような善意あふれる気持ち」を踏みにじり、各地域で「廃棄物の受け入れ反対」を唱える人々を後押しするような出来事である。

つまり「被災地の自治体の廃棄物管理がずさんだから倫理的には受け入れたいが、やはり自分達の自治体の放射能汚染も心配」という「受け入れ拒否の言い訳」を与えてしまっていると思う。

そういった点を踏まえて「岩手県山田町」は、「なぜ、異物混入があり、島田市への搬入前にチェックできなかったのか?」をきちんと調査し、再発防止策を含めて、国民に広く説明責任を果たすべきである。

ちなみに、現在、岩手県山田町のウェブサイトを確認する限り、「震災がれきの異物混入」については、山田町からの説明はされていない。

http://www.town.yamada.iwate.jp/

山田町は、他の被災地自治体の「信用回復」のためにも、早々に、きちんとした再発防止とお詫びを表明すべきであろう。


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