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2012年4月26日の午前10時に、いわゆる「陸山会事件」で検察審査会から強制起訴されていた民主党の小沢一郎元代表に無罪判決が下った。
あとは、検事役の指定弁護士が控訴しなければ、小沢元代表の無罪が確定する。
各マスメディアでは、
◇無罪判決は出たが、元秘書3人には、現在執行猶予付きの有罪判決が出ている(控訴中)
◇判決文では、小沢元代表が収支報告書の記載内容を知らなかったのは不自然と言っている
◇小沢元代表の地元有権者の多くが無罪になったからと言って政治に期待していないという声
などを報道し、「疑惑が残るがクロと確証できる証拠がないため無罪になった判決」という印象を国民に未だに植え付けようとしている気がしてならない。
そもそも、3人の元秘書逮捕についても、「巨悪の塊小沢元代表」とのストーリーを構築した特捜検察が「本丸(小沢元代表)を落城させるために外堀(元秘書3人)を埋めた」だけに過ぎない。
しかも裁判官は、判決文に、「推認される」「推認できる」「強く推認され」といった『推認』という言葉が頻発する「ミスター推認」で名高い「登石郁朗裁判長」が担当している。
したがって、今後の控訴審結果がどう転ぶか、まだ不透明である。
ともかく、これで、2009年に民主党に政権交代したが、国民が期待する「初志貫徹」が貫けなかった日本の政治に、わずかながら明るい日差しが灯った気がする。
国民が政権交代時に期待していたものは、何か?
しつこいぐらい振り返っておきたいがそれは、「国民の声」「国民の生活第一」の政治である。
自民党政権が「NO」と国民から言われたのは、「政財官の癒着としがらみを政治家がマスメディアを上手くコントロールして泳いできた日本の政治」に嫌気がさしたからだ。
そもそも、「小沢代表(当時)失脚」も不自然すぎるではないか。
「政財官のヌクヌク&トロイカ体制を維持したい人たち」が、国民の声が「民主党支持」に傾いたことで、「自民党政治とはおさらばするが小沢政権奪取を絶対に阻止したい人々」が「反小沢派」を担いだだけだと思う。
「政財官&大マスコミのヌクヌク体制」を維持したい人たちはたくさんいる。
民主党が政権奪取した当時、
◇官僚主導ではなく政治家主導
◇公務員の給与と人員削減、天下り廃止
◇司法制度改革
◇議員定数の削減
◇記者クラブの廃止
などを掲げていた。
冷静に考えれば、「今のままでいいじゃん」「この体制が崩れることは冗談じゃないよ」と考える利害関係者は多数いる。
当時、民主党政権になると、いちばん脅威を感じるのは「官僚だ」といわれた。
しかし、当時の民主党が掲げていた各改革を断行すれば、民主党内部だって、大騒ぎになる。
例えば、議員定数が削減されれば、議員も秘書も「俺の将来は・・・」と考える人は多くいるだろう。
また、司法大改革を実施されれば、裁判官や検事だけでなく、弁護士だって「それは困る」とホンネでは思っている人が多数だ。
財界も、当時の民主党では、TPP推進、消費税増税、原発推進などがやりずらくなった訳で、ホンネは「困るなぁ」だったはずだ。
結果論として、小沢元代表を排除したことによって、当時の民主党が掲げていた政治は、まるで実現していないし、グダグダになってしまった。
ポスト「小沢、鳩山、菅」の一番手だった、岡田副総理や民主党の前原政調会長も単なる「口先番長」だったことが判明して期待できない。
そこに、橋下大阪市長など地方の首長たちが、「もうみていられん」と立ちあがって「中央政界・財界・官僚のポチではないぞ」と吠えだしたのが今の全国的な政治の情勢であると言える。
はっきり予言しておくが、橋下大阪市長ネタをニュースやワイドショーで取り上げれば、視聴率が上がるので、今は、大マスコミも肯定的に大阪維新の会を持ちあげている。
しかし、小沢元代表のように「司法改革」や「公務員改革」など「現体制維持派」にとって都合の悪い「アジェンダ(政治的検討課題)やマニフェスト」をどんどん掲げた際には、「橋下一派を落とし入れよう」という連中が総出で潰しに掛かってくるだろう。
私たちは、以前ほどではないが、「メディアは中立だし、法律家や官僚は頭は固いかもしれないけど常識的な判断を下す人たちだろう」と思い込んでいるフシがまだある。
しかし、彼らだって「利害関係」が必ずあり「本来は政治をガラッと変えるべきかもしれないが、ホンネではヌクヌクと現体制を維持したい」と思っているのだ。
その背景を理解した上で、マスメディアの報道を含め、社会情勢を見ていかないと、いつの間にか「世論をある方向に誘導したい人たち」に騙されてしまうので、「正しい情報は何か?」と言うことを常に考えながら日常を過ごす必要があるのだろう。
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