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2012426日付の時事通信(電子版)が、「京都府亀岡市の暴走車10人死傷事故」で、亀岡署が、事故を起こして逮捕された運転手の少年の父親に対し、被害者10人の住所や連絡先を無断で伝えていたことを報じていた。



記事によると、事故を起こした少年の父親から依頼され、口頭で被害者10人の住所を伝えたという。

すると、当然であるが、その後、少年の父親から被害者の家族に電話連絡があり、被害者が少年の父親に確認すると「亀岡署から教えてもらった」と答え、被害者が亀岡署に抗議を申し入れたのだ。

そして、大棚吉一亀岡署長らが25日午後に、事故で亡くなった妊婦の松村幸姫さんと小学2年小谷真緒さんの家族を訪れて謝罪したという。

また、現在、府警監察官室は、この経緯について調査を始めたそうだ。


個人情報の管理に対する概念が緩かった大昔ならともかく、現代社会においては、言うまでもなく、極めて軽率な行為であるだろう。

もちろん、加害者の父親からすれば「ひとことだけでもお目にかかってお詫びがしたい」というのも人間としての自然な感情であり、感覚である。

また、それに共感し、連絡先を教えた警察署員の感情も理解できないとは言わない。

しかし、今の時代は加害者からすれば「それは迷惑」な話である。

また、現代社会の法規や倫理観からは逸脱しているのだ。



仮にどうしても告別式に参列したいと言うのであれば、加害者の父親は、

◇亀岡署を通じて、被害者の同意を得る

あるいは、

◇京都府亀岡市の新聞掲載の「お悔やみ情報」で自分で調べる

しかない。



それにしても、加害者の父親が、現代社会でのそういった「個人情報のルール」を知らなかったとしても、が、個人情報管理に極めて敏感で神経質になるはずの警察署が、安易に漏らしたというのは、ちょっと信じがたい事実である。

今回は「加害者が被害者の個人情報入手」であったが、逆に「被害者が加害者の個人情報入手」であったなら、「お礼参り」など2次的事件に繋がったかもしれない。



警察署における「個人情報管理の仕組み」と「署員の個人情報に対する認識」と「個人情報が漏れた際に起き得る最悪の事態の認識」について、猛省して、検証し改善しなければならないであろう。


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