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2012420日のオリックス戦で、北海道日本ハムの斉藤佑樹投手が、プロ入り初完封した。

試合後のインタビューで、斉藤投手は、初完封勝利について「大学時代にも殆どなく不思議な感覚」と表現したそうだ。

「不思議な感覚」は、本人だけでなく、試合を見ていた観客も同じ感覚だろう。

「完封勝利」といっても、この日の斉藤投手の場合、「剛速球で相手をねじ伏せる」わけでも「2塁や3塁を踏ませなかった」わけでもないから、「えっ、完封したの?」「最後まで投げ切ったの?」という感じである。

実際、この日の斉藤投手は、140キロ台の投球はなく、常に得点圏にランナーを背負っての「粘りの投球」だったのだ。

「粘りの投球」ができた理由は、(素人的感想であるが)

◇ボールを低めにコントロールできた

◇ボールゾーンに逃げるスライダーを振らせることができた

◇変化球を意識させてストレートで裏をかいた

というボールのコースの出し入れや緩急織り交ぜた変化により「まとを絞らせなかった」ということであろう。

それにしても、開幕戦もそうであったが、斉藤投手は「期待されればされるほど」「ピンチになればなるほど」本領を発揮する投手である。

また、「変に速球で打ち取るぞ」という意識を捨てて、ボールをコントロールし、配球を工夫すれば、「試合をコントロールでき、勝ち星も計算できる投手である」ということを証明したと言えるだろう。

先日、大リーグの最年長勝利記録を49歳で達成したモイヤー投手は、最速135キロだった。

また、考え方として「ホームラン性の大あたりのファール」をうたせた時は「しめた!」と思うのだそうだ。

バッターの立場でいえば、ボールを芯で捉えた大ファールを打てば、打ち気がはやる。

つまり、ピッチャーからすれば、そこにチャンスが生まれるので、裏をかく投球やボール球を振らせる投球が生きてくるのだ。

ローテーションピッチャーと言うのは、マラソンランナーのようなものだなぁ、と思う。

大リーグの場合は、先発投手にだいたい100球までしか投げさせない。

「肩は消耗品」という考え方がよく言われるが、それよりは、「次の試合でもベストパフォーマンス」が出せるように、「腹八分」というか「余力を残して降板」させるのだ。

日本の場合、先発ローテーション投手は「中7日」であるが、大リーグは「中4日」と投球間隔が違いすぎる。

だから、日本の先発投手には、いいペースで投げていれば「1試合で150球」投げさせても次回登板までにたっぷりと休養がとれるのだ。

「前回登板の失敗を反省し、自分の特性を活かして、自分を見失わないクレバーな投球」ができるようになった斉藤投手は、今シーズン、結構、勝てるな、と思う。