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最近のニュースを見ていて気になる「表現」がある。
それは「消費増税法案の国会提出」に関するマスメディアの報道である。
(注:このコラムでは消費増税法案についての賛否を提言するものではありません)
「消費増税法案の国会提出」で気になる点は、いわゆる民主党内の『小沢グループ系議員の造反』という表現だ。
ご存知のように小沢グループ系議員は、党の役職や大臣や副大臣、政務官など政務三役の役職に就いている議員が辞任の申し出をしたり、離党するものが出た。
これに対して、マスメディアは「小沢グループ系議員が造反した」という表現でニュースを報じる。
確かに、小沢グループ系議員の行動は、「党が(怪しい党の意思決定プロセスを経て)決定したこと」に対していえば「造反」である。
ただ、「国民目線」で表現するのであれば、「民主党の野田執行部が(国民に対して)造反して消費増税を決定しました」とニュースを報じるべきであろう。
そもそも、2009年夏の総選挙では、民主党は、
◇徹底的に行政のムダを排除します
◇次の解散までは消費税引き上げは行いません
と国民に約束して多くの議席を獲得したのだ。
そのように振り返れば、「造反したのは誰か?」は一目瞭然である。
しかし、マスメディアは「小沢グループ系議員の造反」と書きたてるのが通常だ。
マスメディアが「誰を見て(誰を一番気にして)仕事をしている」のかがよくわかる。
また、「“次の解散まで消費税は上げません”と民主党は言ったじゃないか?」という国民の疑問に対しては、岡田副総理は「消費税を実質的に上げるのは次の解散後になる」と説明しているが、「そんなの詭弁だ!」とマスメディアがツッコムことは殆どない。
そもそも、マスメディアの存在価値とは、単に世間のニュースを世の中に発信するだけではない。
時代の権力者たちが適切に国民の方向を向いて仕事をしているのか(民意を反映しているのか)を監視することにある。
しかし、結果としては「為政者目線」で世間に情報を発信している。
私たち国民は、「マスメディアがそう言っているから・・・」とニュースで報じられていることについてを「鵜呑み」に捉えるのではなく、「これって正しいの?変じゃない?」と考えながら理解することが大事なのである。
そういう「思考習慣」でものごとを捉えていかないと、いつの間にか「私たちが意識しないうち」に「本来おかしいことがあたかも当たり前のことである」と思い込まされてしまうのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ275号より)
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