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カンボジア国籍を取得して「カンボジアのロンドン五輪男子マラソン代表」に決まったお笑いタレントの猫ひろし(本名・滝崎邦明=34)さんが326日に都内で行った記者会見の様子をネットにアップされている「ノーカット版」で視聴してみました。

http://www.youtube.com/watch?v=lv0rmFW35sM

(全部視聴するには1/55/5まで)


記者会見では、初めてみるグレーのスーツに赤のネクタイ姿とまじめ。
会見では、カンボジアのオリンピック委員会に感謝を述べるとともに「代表に選んでいただいたからには、世界一練習する覚悟がある。本番は最低でも自己ベスト。でも、行くからには金メダル芸人を目指したい」と会見した。


野田総理が消費税増税について「命を掛けて」と演説していたが、「消費税増税できなかったら自殺でもするのか?・・・するわけないのに軽々しくいうなよ!」とテレビを見ていてツッコミを入れたくなるが、それと比較すると、猫ひろしさんが「世界一練習する覚悟がある」と会見で発言した言葉の方が、重みがある気がするし、全力を尽くされる気がする。


マラソンのタイムを知らない方には、マニアックな世界であるが、猫さんが初めて挑んだフルマラソンは2008年の東京マラソンで「3時間4857秒」。

このタイムは、だいたい1キロを530秒ペースである。

おとなが1キロを歩くと1215分だから、倍ぐらいの早さである。

42キロは無理であるが、普通の人であれば「1キロだけ」と限定をつければ、たぶん走れるスピードだ。


そして、猛練習を重ね201225日の別府大分毎日マラソンでは「2時間3026秒」と1時間20分近くタイムを縮めた。

タイムを4年間で1キロ当たりにして、2分縮めたことも驚異的であるが、このタイムは、1キロをだいたい約330秒ペースで42キロを走りきるのであるが、実業団の長距離選手でも、マラソン用のトレーニングをしていなければ、確実に走ることのできるタイムではない。


それにしても、カンボジアオリンピック委員会も、陸上男子で五輪標準記録を突破している選手がいない貴重な「特例1枠」を帰化したばかりの「猫ひろし」さんに託したものだよな、と思う。

変な話、カンボジア政府は、おそらく猫さんに「観光親善大使」の役割も期待しているのだと思う。

というのも、記者会見では、猫ひろしさんは、ちゃんと2012617日に開催される「プノンペン国際ハーフマラソン」を宣伝していました。

http://www.cambodiadream.jp/


噂だと、このプノンペン国際ハーフマラソンは猫さんのおかげで「有名」になり、日本のランナーたちがたくさん参加するらしい。

そのため、ツアー企画も結構組まれていて、格安航空のエアアジアの航空運賃も、この時期は意外と高い設定になっている。


そう考えると、今回の猫さんの「国籍変更してカンボジア代表」というプランは、カンボジアオリンピック委員会も後押ししていた企画であり、国をあげて「カンボジアと日本の交流を深めたい」という狙いが、カンボジア政府側にもあったと理解するべきであろう。


猫さんは、本番ではギャクの「沿道のファンへの“にゃ~”」を自粛するという。

ただ、「沿道の人に褒められて力がもらえる」とも話しており、「自分に喝を入れるため」に「にゃ~」をスタート以外でもやるのかもしれない。


先日、猫さんが201111月に出版された、「猫ひろしのマラソン最速メソッド」(ソフトバンク新書)を熟読してみた。

この本を読んで驚いたのは、「猫さんは、栄養面も体力面もマラソンに関してめちゃくちゃに勉強している」と言うことだ。

少し読めばわかるが、単に谷川真理さんを育てた「中島進コーチ」の指導に闇雲にしたがっているわけでなく、よく理論も理解してトレーニングに励んでいる。


しかも、私は、「お笑い活動は殆ど封印」してマラソンだけど、ここ数年やっているのかと思えば、仕事もこなして、めちゃくちゃストイックな生活も過ごされているのだ。

もちろん、五輪代表に決まった今から五輪までは、「五輪モードオンリー」の生活に入ると思うが(大会でベストを出すため&五輪後のCMオファーや仕事のオファーは確定的なので、資金面は考えずにマラソントレーニングに打ち込めるから)、この調子で頑張れば、当日の気象条件がそろえば、2時間20分台の自己ベストは出るかもしれない。


猫さんの本によれば、普段のトレーニングシューズはかなり「厚底」らしい。

つまり、レース用は薄底であるが、ケガ防止のために厚底を意識的に使っているのだ。

ケガだけには気をつけて、五輪まで「猫まっしぐら」で頑張って欲しいと思う。



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