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今は入試シーズン真っただ中だ。

先日、出張で宿泊したホテルにもたくさんの受験生が泊っていた。

朝食時に「学生服を着た受験生らしき学生さん」が何人もいたが「高校3年生にしては少し若いなぁ」と思って眺めていたら、ホテルの方が「高校受験ですよ」と教えてくれた。

言われてみれば、公立高校の入学試験日である。

私立高校の入試なら実家から通えない高校を受験することもあるが、地方に住んでいると公立高校から「実家を離れて一人暮らしする」ケースは多々ある。

本人も大変だが、親も大変だなぁ、と思う。


それにしても、入試にまつわる「ミス」がここのところ、よく報道されている。

先日は、早稲田大学で「受験を欠席した」のに「合格通知が届いた」というニュースが報道されていた。

このケースは、「欠席した受験生の机に別の受験番号の受験生が間違えて座わり、その受験生も答案用紙に自分の受験番号ではない欠席者の受験番号を記入していた」というのがその原因だ。

本来であれば、試験監督が、「受験番号と受験票の顔写真を照合」し、誤りに気づくところだ。

しかし、試験監督は「顔が似ていたので気づかなかった」という。

だが、こんなことでは、今回は「受験生の単なる悪意のないミス」であるが、「替え玉受験」など「悪意を持った不正」が意外と容易にできてしまうことになる。

試験時間に試験監督がチェックすべき方法について「見直し・改善」は必須と言えるだろう。


また、201238日の読売新聞(電子版)では、愛媛県の県立今治北高校大三島分校で38日に行われた入学試験の社会科で、誤って昨年の問題を配布していたことを報道していた。


記事によると、間違って昨年の問題用紙が配布された受験生は11人。

試験が終了してから高校ではミスに気づき、今年の問題を配付して試験を行ったが、「公平性が担保できない」として「社会科」を合否判定から外すことにしたのだという。

試験が終われば「入試速報」として「解答例」を「各受験予備校」が発表するから「公平性が担保できない」というのは当然であるが、「社会科を得意としている受験生」にとっては、なんとも納得しがたい話である。


この「ミスの原因」は「金庫の中に昨年の未使用の問題と解答用紙を保管していたこと」である。

愛媛県教育委員会の指導では、「解答済みの答案を1年間保存するよう指導」されていたという。

しかし、今治北高校大三島分校では、「答案用紙だけでなく、未使用の問題と解答用紙も保管していた」ため、ミスが発生したのだ。

また、「その年の試験問題」は「ナイロン袋で密封」されているが、そのことも失念していたため、「密封されていない昨年の問題を今年のもの」と勘違いしたらしい。


基本的には、このミスは、「高校側の問題」ではある。

試験を始める前の問題用紙を配布した時点で、

◇問題用紙の確認を受験生と試験監督の双方

で実施すべきだ。


敢えて、「愛媛県側」に改善点があるとすれば、私は「問題用紙の表示」だと思う。

問題用紙の表紙には「平成23年度」と表示されているという。

「平成23年度入学者選抜試験」の意味であるが「平成23年度に実施する入学者選抜試験」と勘違いすれば、「試験監督も受験生も表紙を見てもミスだ!」とピンと来ないかもしれない。


したがって、問題用紙の表紙には、

◇試験日を明記(例:平成2438日実施用)

すべきであろう。


私は、サラリーマン時代に、国家資格の試験監督をしたことがあるが、受験生は真剣勝負でピリピリしている。

だから、試験監督もピリッとしていないと受験生に失礼だよな、とひしひしと感じた。

試験監督が、「試験監督業務は楽勝業務」とのん気な気持ちで仕事をしているとしたら、「受験に関する問題用紙の表示方法や問題用紙配付後のチェックなど仕組みの見直し」とともに「試験監督の心構え」も改善すべき点であろう。


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