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すでに、各新聞などマスメディアも解説しているように、ロンドン五輪の男子マラソンの代表選考は難しくなったなぁ、と思う。
というのも、2月26日に開かれた東京マラソンが終わり、藤原新選手の2時間7分48秒で総合2位という結果は「文句なく代表」と思った。
しかし、問題は、福岡国際で、総合3位で「日本人1位」となった川内選手が2時間12分台で総合順位14位と失速したことである。
また、さらに輪を掛けて難しくしたのが、3月4日に開催された、びわ湖毎日マラソンの結果である。
最終的には、一般参加の佐川急便の山本亮選手が2時間8分44秒(総合順位は4位)を記録し、日本人1位となった。
陸連は「五輪で活躍できる選手」「選考会対象大会で日本人1位になること」を条件に掲げており、そういう点では、
◇世界選手権テグ大会(2011年9月)7位 堀端宏行選手(2時間11分52秒)
◇福岡国際(2012年12月)3位 川内優輝選手(2時間9分57秒)
◇東京マラソン(2012年2月)2位 藤原新選手(2時間7分48秒)
◇びわ湖毎日マラソン(2012年3月)4位 山本亮選手(2時間8分44秒)
ということになる。
しかし、「勝負強さ」という点を考えると、川内選手は「東京マラソンでベストを出したい」と「勝負を掛けた大会」でコケた。
「勝負強さと安定感」を考えると、安川電機の中本健太郎選手になる。
世界選手権では堀端選手に次ぐ10位だし、びわ湖でも、山本選手に次ぐ2時間8分53秒のタイムで日本人2位(総合5位)である。
タイムだけなら、東京マラソンで九電工の前田和浩選手は2時間8分38秒を出している。
しかし、日本人2位だし、福岡国際では、2時間11分46秒と日本人3位である。
陸連が、無難な選考をするのであれば、「暑さに強く、大コケしない中本選手」が選出されるであろう。
日の丸を背負ったナショナルチームに選出されれば、無職の藤原選手や実業団の山本選手、中本選手の方が「強化合宿」にも参加しやすいだろう。
公務員の川内選手は、まとまった練習が取れず、伸びシロがあるかというと微妙だ。
したがって、個人的には、「藤原選手、山本選手、中本選手」が選出され、「川内選手が補欠」という選考結果になる気がする。
それにしても、選考レースを振り返ると「マラソンに掛ける思いが強く、マラソンに特化した練習をしてきた選手が強かった」という思いが強い。
川内選手、藤原選手、山本選手と、3つの国内選考レースを日本人1位になった選手のコメントを聞いていると「マラソンのための練習をしてきた」「距離を積んでレースを意識した練習を繰り返してきた」というものである。
日本の陸上界は「実業団」がすそ野を広げていることに間違いはないが、「五輪で勝負できるマラソンランナー作り」という点では、陸連が音頭を取って、見直しを図るべきではないだろうか。
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