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全国規模のある製造メーカーのT支店長さんとコンサルティングの打合せしていたら「今日は、M(エム)にして欲しいです」とびっくりされることを言う。
わたしが「えっ~!!「エム」ってサドマゾのエムですか?」とその意図をお聞きすると、
「営業の最前線から離れて、管理業務が増えた今、センスが失われている気がするんです。特に「お客様が何を求めているのか、何が不満なのか、どんなニーズが隠されているのか」という感度は鈍くなっている。だから、先生を含めて外の人から刺激を受けたい。だから、キツイこともたくさん言って欲しい。その内容を真摯に受けとめて、そこから何をすることがベストなのか、それを考え、決定するのは私の仕事ですから・・・」とおっしゃられた。
人は「成長したい」と思いつつも「傷つくこと」を恐れる。
実際、「プライドを傷つけられる」と「何クソ!」という「やる気」よりも「ダメだぁ~」とか「今はうまくいっているのになんで、外部の事情を知らない人にそこまで言われなきゃならないんだ」と憤慨しつつ落ち込む人の方が多い。
また、自分の無知や未熟さを隠すために虚勢をはって「S(エス)」になったりする。
私自身も、やる気がみなぎっている時は「好事魔多し」の戒めで、T支店長ではないが、「さらに成長したい!」の想いで「Mにちょっとなりたい気分」だが、多忙で精神的に落ち着かない状況下では「理路整然とした耳の痛い話」は、やっぱり「耳をふさいでスル―」したくなる。
T支店長に日常生活をお聞きすると、「最前線にいる部下との仕事以外の語り場の設定」と歴史書やビジネス書も「読みたい、勉強したい」と思った本を見つけたら即座に「買いだめ」しておき、「自宅から一歩も出ずに読破する土日」を計画的につくったりしているという。
やはり、全国の有力支店の支店長を歴任される方は、陰でいろいろと努力されているんだな、と思う。
以前、写真家の篠山紀信氏が、雑誌の対談記事で、
「ここ100年くらいは休んでないですね。休んだらダメでしょ。写真家ってスポーツマンと同じなの。野球のバッターが打てなくなったからって、山の中で座禅なんか組んでも打てるようにならないでしょ。やっぱり、毎日毎日バット振ってないとね。」
とおっしゃっていたが、「理屈ではない感性を磨く部分」は、最前線にいないと鈍るのだろう。
大ヒット映画の「踊る大捜査線」では、「机の上で議論している警察官僚」と「事件現場の警察官」の認識の違いを興味深く描いた作品と言えるが、どの世界でも「最前線の現場でないと感じ、磨けない感性」がある。
ただ、組織としては「マネジメント」が機能しないと、全体を効率よく、効果的に働かせることができない。
「感性」だけの管理者は「自分はできる」が、マネジメントを知らないから、組織をうまくまとめあげる能力には欠けるケースが多い。
したがって、「管理者が現場でないと認識できない感性」をどうやって磨き鍛え、理解できるように維持していくかを会得することは、優れた管理者となるための重要な要素なのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ223号より)
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