【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html


2012124日付の産経新聞によると、20123月以降、格安航空会社の新規就航と増便が相次ぐ関西国際空港の運営会社「関西国際空港会社」が、格安航空の利用者向けに格安の宿泊施設を設置する方向で検討しているという。 


現在のダイヤでは、関西国際空港に就航している格安航空会社(LCC)の深夜便、早朝便はないが、今後、設定されることを見越して旅行費用を抑制したいLCC利用客向け施設が必要と判断したようである。

ちなみに、現在、関西国際空港の旅客ターミナルの向かいに設置されている複合施設「エアロプラザ」にある「ホテル日航」の正規料金はシングルで2万円を超え、23時までの5時間以内の利用でも5775円の費用が掛かると言う。

確かに、これでは、LCCの深夜便、早朝便が設定されても、関西国際空港周辺で時間をつぶすことができない。


わたしが、比較的よく利用する「那覇空港」には、季節にもよるが「LCCのひとつであるスカイマークの深夜便、早朝便」が設定されている。

つまり、那覇空港に深夜の2時、3時の発着便があるのだ。

ただ、那覇空港の場合「深夜に営業している空港内施設」は「一部のコンビニエンスストア」ぐらいで何もない。


したがって、例えば、那覇空港で到着便を利用した場合の選択肢は、

◇モノレールの始発まで空港周辺で待って時間をつぶす

◇タクシーで那覇市内に移動してインターネットカフェかサウナで時間をつぶす

しかない。

しかし、那覇空港の場合は、那覇市内までタクシーに乗車しても1500円程度だから、ネットカフェやサウナを利用しても、約3000円という感じであり、LCCを利用してもトータルコストが跳ね上がることはない。


また、個人的によく利用する「新千歳空港」の場合は、国際線ターミナルが出来た際に温泉施設「万葉の湯」ができた。

http://www.manyo.co.jp/chitose/

この「万葉の湯」は、営業時間が、10時~9時(9時~10時は清掃時間)となっている。

そして、利用料金も、深夜料金で1500円、5時~8時の朝風呂で800円と格安料金で過ごすことができる。

新千歳空港の場合は、JRやバスのない時間帯にタクシーで千歳市内や札幌まで向かおうとすると距離があるため、すぐに数千円になってしまう。

したがって、空港内に休憩ができる温泉施設があるのはありがたい。


話しは少し逸れるが、新千歳空港内には、じゃがポックルシアターという映画館もある。

(営業時間は9時~24時)

http://www.shinchitose-entame.jp/ja/theater/

また、千歳市内の知り合いの話では「千歳市民は、道外のお客さんや友人が来た際に持たせる北海道お土産は新千歳空港で購入する」人が多いという。

確かに、札幌、旭川、函館、帯広、釧路といった道内津々浦々の主要なお土産は新千歳空港で購入できる。

また、時間に余裕があった時に新しく新設された各フロアをチェックしてみたが、飲食店も非常に充実している。

また、近くの南千歳には、開業6年になる千歳アウトレットモール・「Rera」もある。

つまり、現在の新千歳空港は「飛行機に乗らない空港利用者」を呼び込むサービスが充実しているのだ。


現在、日本各地の多くの地方空港が「赤字」で経営的には散々な状況だという。

「国の補助金制度で建設できるから」という理由で、「作ってしまえばこっちのもの。多少の赤字でも廃港には滅多なことではならないだろう」という「どさくさ」的に計画したものも多いと聞く。

基本的に「空港施設」だけで「採算を取る」のは、いままでの空港経営の概念とやり方では難しい時代である。


そうなると、「純粋な空港機能」として事業戦略は、

◇着陸料を激安にして国内、海外のLCCの就航を促す

◇空港と近隣の都市を結ぶバスなどのアクセス網を整備する

◇海外便と国内便のLCCのアクセス網を整備してLCCのハブ空港を目指す

といった計画が必要であろう。


また、「空港機能以外」の事業戦略としては、

◇空港施設内にショッピングモールやアミューズメント施設、滞在施設等を設置する

◇「飛行機に乗らない空港利用者」を呼び込むサービスを充実させる

といった計画をしていくべきであろう。


ともかく、地元自治体が赤字を補てんしまくっている地方空港は、いままでの「空港」という概念を見直して、大胆な経営改革をしなければ、「税金をムダ遣いしている巨大な赤字垂れ流し施設」という存在から抜け出すことはできないだろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ265号より)



【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html