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20111219日の朝鮮中央テレビのニュースで金正日総書記の死去が伝えられた。

ニュースでは、「金総書記は、1217日に指導先に向かう列車の中で急死した」と報じられているが、本当にそうなのだろうか。


死去したとされる3日後の1220日の午後3時すぎに、金正恩氏が党や軍の幹部らと、金総書記の遺体が安置されているピョンヤンのクムスサン記念宮殿を訪れ、哀悼の意を表した様子を報じて、葬儀の同行者の顔ぶれから、金正恩氏の序列1位になったことを内外に示している。

昨年、後継者を三男の正恩氏に決定していたとはいえ、ちょっと「手回しが良すぎる」という感じがする。

歴史を振り返れば、どの国でも権力者が無くなれば、熾烈な権力闘争が勃発する。

一見、私たちには「一枚岩に見える北朝鮮」も、冷や飯を食わされている不満な労働党幹部はいるだろう。

つまり、この葬儀などで見せた「正恩氏が序列一位ですよ」という手際の良さは、現体制を維持したい幹部たちが「28歳の若者を早く偉大なカリスマ指導者として世間に認知させたい」という現れだろう。


それにしても、金正恩氏の情報は殆ど正式に発表されていない。

ただ、これは「北朝鮮の狙い」だと思う。

経験や実績のない人を「カリスマ」に仕立て上げる時の手法である。

下手に「これをやりました、あれをやりました」と実績を公表すれば、逆に、「大した活動を実績が無い」ことを露呈するかもしれない。

しかし、生年月日が不明、学歴も不明、学校卒業後の経歴も不明となれば、ベールに包まれた状態である。

そこで、正恩氏を「序列1位の後継者である」ことを示し、その後は活動や映像を小出しにしていくことで、ミステリアスなまま、気づいたら「国家指導者」として内外に認知されてしまうわけだ。

したがって、当分は、金正恩氏が国際的な外交の場で登場することはないだろうし、登場しても、交渉事には当たり障りのない役割として「堂々とした態度」だけをみせ、実力を見せない(というよりないから当たり前だが)のであろう。


あと、金総書記が亡くなったことを知る市民が泣き崩れる映像が盛んに報道されている。

わたしは、この映像を見ると「泣き女」を思い浮かべてしまう。

『泣き女』とは、『葬儀 の時に、遺族 の代わりに、「悲しい」「辛い」「寂しい」等を表現する為に大げさに泣きじゃくることを職業とする』人たちのことだ。

要は、バラエティ番組の収録でいえば「笑い係」のようなものだ。

つまり、国家総出で「カリスマ指導者の死去と新たなカリスマ指導者の誕生」を演出する国が北朝鮮なんだな、と思う。


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