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2011年12月8日付の「週刊プレNews」によれば、カジュアル衣料最大手「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングがこれまでの新卒一括採用を見直し、「採用時期を通年とする」「選考する学年も問わない」とする新方式導入を検討しているというのだ。
採用方式変更を検討している「ユニクロ」の狙いは、
◇一括採用だと同じような人ばかりになる
◇(職場で自分が)どういう仕事をするか考え、早くから(進路を)決められる
という点だ。
つまり、柳井会長曰く、
「例えば、大学1年生の時点で採用を決め、在学中は店舗でアルバイトをしてもらい、卒業と同時に店長になってもらうこともあり得る」
「大学でダラダラ4年間過ごすよりも1年生から(目的意識を持って)過ごした方がよい」
ということなのだろう。
「大学生の本分は勉強すること」ではある。
しかし、現実には、就職活動に追われる現状で勉強どころではない。
また企業側にとっても、新入社員研修費用と期間をカットできるメリットもある。
あと、「早い段階から特定の仕事に対する意識や自覚」を持つことは「問題意識」を高めることになる。
例えば、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師といった「医療系職業従事者」は、大学選びの段階でほぼ「将来の仕事」が確定する。
つまり、大学に入学した時点で「医療に関する情報や仕事に対する自覚、問題点」を強烈に意識するようになる。
それに対して、一般的な文学部や法学部、経済学部、理工学部といった学生は、大学入学時は「明確な職業イメージ」がまだない。
つまり、大学生の時から「仕事における自分の役割とは何か」といった見方は弱い。
もちろん、「大学はモラトリアム期間であり、いろいろな知識を体系的に学び、サークル活動などで視野と人脈を広げることに意義がある」という考え方もあるから、「早い段階で職業意識と自覚を持たせてしまう」ことが、可能性や選択肢を狭めることにもなるかも知れず、全てにおいて「メリット」とはいえない。
しかし、「卒業後の具体的な職業イメージを早い段階で持つこと」は、学生の問題意識や社会人としての自覚強化につながり、企業にとっても研修コストの削減など双方にメリットがあるともいえるだろう。
したがって、ユニクロが検討している「採用時期の通年化と採用学年を問わない」採用制度改革は、メリット・デメリットはもちろんあるだろうけれど、「新卒一括採用方式」や「流通業界の新入社員の外国人学生比率の増加」という日本の就職事情の現状に一石を投じるものであることは間違いない。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ258号より)
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