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2011年秋のドラマで断トツの視聴率を誇る話題のドラマ『家政婦のミタ』が本日の放送分で、最終回を含めてラスト2回となった。
この番組が発表された当初は、市原悦子さん主演の名作『家政婦は見た』シリーズのパロディかと思っていた。
放送時間帯は平日(水曜日)の午後10時からだから、私の日常習慣では、チャンネルを「報道ステーション」に合わせてしまう。
したがって、回を追うごとに右肩上がりで視聴率が急上昇しても、テレビ番組を滅多に録画して見ることのない私は「スルー」していた。
しかし、「家政婦のミタ」を放送しているの日テレ系情報番組を見ていると、番宣がものすごい。
しかも、ご丁寧に今までの放送回のダイジェスト版を流してあらすじを紹介してくれる。
そこで、とうとう、ここ2回はドラマを見てしまった。
NEWSポストセブンによると、この秋のドラマで「家政婦のミタ」とよく比較対象になる木村拓哉さん主演の「南極大陸」の視聴率に大きな差が出た理由を、作家で五感生活研究所の山下柚実氏の分析として以下のように紹介していた。
(以下引用)
【家政婦のミタ】
・・・(中略)・・・
母を失った子どもたち、不倫していた父親、バラバラの家族が背景のドラマ。そして、苦しい過去を背負い、孤独で笑うことさえ禁じられたミタ。すべてが崩壊から出発しています。
表情ひとつ崩さず徹底的に鉄面皮のミタは、いわば現実のシビアさを象徴している。そのどん底から、ひとつひとつ生きることを再生していくドラマ。
ミタが、少しずつ、怒り、泣き、表情を見せ始めるプロセスを、視聴者は共感し、共有しながら、その「再生への力」を分かちあおうとしているのです。・・・(後略)
【南極大陸】
一言で言えば、『南極大陸』は同情を売り物にしたドラマにしか見えません。
南極観測のために命をかけた男たちがこんなに大変だったとか、犬たちがかわいそう、といったお涙頂戴路線。いわば苦労話の押し売りの印象です。
どんなにキムタクが大声を張り上げてたいへんさを叫んでも、3.11を経験してしまった私たちには、現実の出来事の方が何倍も過酷で苦悩に満ちて映る。ドラマから「同情」を強要されても、視聴者には響かなかったのです。
(引用ここまで)
確かに、「南極大陸」は、「かわいそう」「大変だった」という苦労話の押し売りだ。
しかも、昭和30年代で、まだ戦後の香りが漂う時代背景なのに、木村さんの風貌は「現代的」で臨場感が無い。
ただ、南極大陸は、放送時期も悪かったかもしれない。
この番組の企画、撮影は、「3.11」以前から進められており、「3.11」の発生が無ければ、状況はもう少し違った気もする。
「ミタ」に関しては、高視聴率の要因は「共感」なのだろうか?
私は番組を通しでは2回しか見ていないが、
◇松嶋菜々子さんがこれまでに演じてこなかったキャラクターという意外性
◇次の展開はどうなるのだろう?という興味
◇視聴率が延び話題性が増し、各メディアで紹介される機会が増えた
といった理由ではないかと思う。
また、冷静に「ミタ」を見れば、
◇阿須田家の家族構成上、お父さん役の長谷川博己さんが若すぎる
◇「ミタ」は、数々の事件を起こしながら「おとがめなし」で一件落着となっている
◇普通に考えて、阿須田家に家政婦を雇う経済的な余裕などない
など「ドラマの設定」が怪しい部分もある気がする。
「家政婦のミタ」に関しては、制作サイドとしては「映画化なし」「続編なし」という意向らしいが、正解だと思う。
仮に、続編を企画するならば、「阿須田家」ではネタがもうない。
したがって、「阿須田家」以外の家庭での出来事を設定しなければならないが、「阿須田家の登場人物」が魅力的なので、「松嶋菜々子さんのミタ」と「家政婦紹介所の所長である白川由美さん」だけを起用することになりパンチに欠けるだろう。
仮に、続編を制作するとなれば「ミタ」が笑顔を取り戻した後の話になってしまうが、「笑顔を取り戻したミタ」となっては、単なる家政婦であり、視聴者にとって面白くならないだろう。
番組は、あと2回、どういう展開で最終回を迎えるのか、楽しみである。
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