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2011124日付の産経新聞(電子版)によると、生命保険会社大手の第一生命保険が来年度から自社ビル内に保育所を開設すると言う。


記事によると、

◇保育所は、保育サービス会社と提携する

◇自社ビル内に開設する保育所は大都市圏を中心に今後5年間で30箇所

(東京都内、横浜、名古屋など駅周辺の約60棟の自社ビル)

◇狙いは、待機児童の解消と保有不動産の活用

◇待機児童の1割にあたる2500人の受け入れ(0歳~5歳)を目指している

◇提携先(委託先)とする運営会社はJPホールディングス、ポピンズの2社

◇保育所の開設により自社ビルの稼働率向上も見込める

のだという。


それにしても、これまでも「社内向け」に自社ビル内に保育所を設置するケースはあったが、一般の事業会社が本格的に保育所を展開するケースは初めてであろう。

ただ、この第一生命の狙いは間違っていない。

記事でも触れていたように、

◇自社ビルの稼働率向上につながる

◇世間のニーズとマッチしている

◇自社の空きスペースを利用した保育所開設は世間的なイメージもよい

◇社会貢献にもなる

とメリットが明らかに多い。


しかし、気になるのは、「開設する保育園が大都市圏の駅に近い自社ビル約60棟」ということである。

確かに、23区内や横浜市の待機児童数は多い。

しかし、例えば、第一生命の場合、新宿や上野など大きな駅周辺に自社ビルがあるが、実際のところ、そういった主要駅まで周辺(徒歩距離)にどのぐらいの待機児童がいるのだろう?と思う。

つまり、待機児童のニーズはあっても、「保育所までの移動」を伴うケースが多いのではないだろうか。

そうなると、フルタイムの女性の場合、保育所に連れて行くとしたら、「超通勤ラッシュ」で小さい子供を抱えての通勤など困難だ。

お昼から34時間のパートタイマーなら比較的空いている電車やバスを使って、幼児を預け、帰宅時に迎えに行くというパターンが可能かもしれないと思うが、実際どうなのだろう?と思う。


JRや私鉄には「子供と女性の安心車両」というサービスが朝晩の通勤時間帯に設けられているケースが多い。

こういった車両に「保育所に連れていく幼児連れのお母さん」が今後は増えていくのかな」という気がする。



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