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知人の結婚式で札幌に来ていた10年来の友人と「つっこ飯」をひさびさに食べた。
「つっこ飯」とは、北海道羅臼の漁師さん達が食べる食事で、あつあつの白いご飯の上にいくらをたっぷり乗せて食べるいわゆる「漁師めし」だ。
この「つっこ飯」を札幌では、居酒屋など飲食店を運営する㈱アトムズの店舗「海味はちきょう」「別亭おやじ」「別亭おふくろ」で食べることができる。
「つっこ飯」は、客席でスタッフさんが「おいさーおいさー」という掛け声のもと、いくらをご飯が入っているどんぶり(ハーフはお茶碗)にあふれ出すまで注いでいくパフォーマンスが特徴的だ。
また「つっこ飯」を食べる時の約束事があって、それは、
1)生産者(漁師さん)が命がけで取った食材ですので、食材を大切に すること(残さないこと)!
2)海、山、川などに行った際、ゴミを捨てないのはもちろんのこと目についたゴミは拾うこと!
で、この内容に同意しないと食べることができない。
そして、特に「つっこ飯を食べ残す」と「カンバックサーモン募金」に寄付をしなければならないのである。
「つっこ飯」を、私は約10か月ぶりに食べた(お邪魔した店舗は別亭おふくろ)のであるが、お店にはちょうどアトムズの小林社長をはじめ顔見知りのスタッフさんがたくさんいて「お久しぶりです」と声を掛けていただいた。
「つっこ飯」はもちろんのこと、つっこ飯以外に注文した海鮮サラダ(はちきょうサラダ)、鮭のちゃんちゃん焼き、鶏のザンギ、岩のりの味噌汁も相変わらずの美味しさだった。
(鮭のちゃんちゃん焼きは他の店舗でも提供されるが、個人的には別亭おふくろのものが量も多く、味もしっかり利いていて一番美味しいと感じた)
それにしても、残念なのは、グループ店舗の博多もつ鍋「やっさもっさ」が2011年5月末日で閉店してしまったことだ。
「やっさもっさ」のウリは、もちろんもつ鍋なのであるが、もうひとつの看板が「レバ刺」など牛の内臓のお刺身であった。
「やっさもっさ」のお刺身は激ウマで、多い時は月に2~3回は食べに行った。
しかし、2011年4月21日以降に、「焼肉酒家えびす」(2011年7月廃業)の富山・福井・神奈川の店でユッケ などを食べた客117人が病原性大腸菌O111 ・O157 による食中毒 (5人が死亡、24人が重症)となった影響で、「やっさもっさ」でもすぐに生肉の提供を止めた。
すると、当然、売上は徐々に下降線をたどるので、「赤字になる前に将来を見越して早々と閉店」したそうだ。
今となって考えれば、その選択は、ファンにとっては非常に残念であるが、店舗としては経営的には正解であっただろう。
というのも、厚生労働省により、「生食用牛肉の処理に関する基準」が2011年10月1日に改定され、腸内細菌科菌群を対象とした微生物検査が義務付けられることとなった。
そして、
◇生食用加工設備の完全な区分けをすること
◇肉塊ごとの設備・器具洗浄、衛生的に密封した肉塊を熱湯などで処理すること
(表面から深さ1cmまでを60°Cで2分以上加熱処理する)
◇原則として有資格者ないしその監督下での処理以外が認められなくなったこと
◇食中毒などを起こした場合、営業停止や刑事罰も適用できるようになったこと
などが改正された規定に盛り込まれたので「その設備投資や教育などのコスト」と「食中毒発生時のリスク」を考えれば、やむを得ないのかもしれない。
話は変わるが、合計20店舗の「焼肉酒家えびす」を運営していた㈱フーズ・フォーラス(社名の由来は「Food for us」で、「得るより与えよ」を企業理念としていた)は、2011年7月に廃業した。
その後、店舗はどうなっているのかな?と思って調べてみると、福島県に本社があるガソリンスタンドや飲食店を経営する㈱スタンドサービスにすべての店舗が売却・譲渡されていた。
http://www.v-brian.jp/special/images/fin.pdf
ちなみに、売却された店舗は、焼肉レストラン「V・brian(ヴイ・ブリアン)」として出展されることとなり、1号店が2011年9月1日にオープンし、その後続々とオープンし、12月1日付で旧焼肉酒家えびすの20店舗はすべて焼き肉レストラン「V・brian」として再出発を果たしている。(「V・brian」は、これで11店舗から31店舗に急増)
また、「V・brian」には、「焼肉酒家えびす」時代のスタッフも相当数、再雇用されたようである。
「V・brian」のメニューをチェックしてみたが、価格的には平均的(やや安めか?)で、やはり、生肉の提供は行っていないようだ。
やはり「食中毒事件」によって一般的な焼肉屋さんの店舗では「生肉提供」は絶滅してしまったのだ。
「食中毒事件」が残したものは「生肉は高根の花」となり、「一般的には生肉を食べることができなくなった」という残念な結果である。
「V・brian」のウェブサイトを見ていたらで食事をしてみたいな、と思った。
一度、機会を作ってみたいと思う。
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