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菅前首相は政権公約として『最小不幸社会』を掲げ、「政治の役割は、貧困や戦争など国民や世界の人が不幸になる要素をいかに少なくしていくかである」という方針を述べ、「貧困や紛争の撲滅に政治が積極的に関与していく姿勢」を明らかにした。
では、その「最小不幸社会への方法論は?」となると、基本的には「持続可能な経済成長」を目指し、経済を豊かにすることで、その実現を目指した。
要は、雇用問題や福祉関連問題はもちろん環境問題に至るまで、経済成長することで解決するという考え方だ。
しかし、経済成長によって「戦争のない幸せな社会は来るのか?」
と問われれば、「そうだ!」とは必ずしも言い切れない。
「この問い」について考える時には、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの実弟であるロバート・ケネディ氏が1968年3月18日の大統領選に向けてのキャンペーンスピーチで語った以下の言葉が心にしみわたる。
以下に、引用してみたい。
(引用ここから)
今や8千億ドルを超えたアメリカのGNPだが、
その中には、空気汚染や、タバコの広告や、
ハイウェイでの多数の事故死者を運ぶ救急車が含まれている。
家を守るための特殊な鍵、
それを破って侵入する犯罪者たちを収容するための牢屋もGNPのうちだ。
巨木の立ち並ぶレッドウッド原生林の破壊、
美しい自然を呑み込んでゆく都市化の波も、GNPを押しあげる。
戦争で使われるナパーム弾も、 核弾頭も、
街頭のデモ隊を蹴散らす警察の装甲車も。
ウィットマン社製のライフルもスペック社製のナイフも、
子どもたちにおもちゃを売るために暴力を礼賛するテレビ番組も。
しかし、そのGNPの中には、
子どもたちの健康も、教育の質も、遊びの楽しさも含まれていない。
そこには詩の美しさも、夫婦の絆の強さも、
政治における知的な議論も、役人たちの誠実さも、勘定されない。
私たちの機知も勇気も、知識も、学びも。
私たち一人ひとりの慈悲深さも、国への献身的な態度も。
要するにこういうことだ。
国の富を測るはずのGNPからは、
私たちの生きがいのすべてがすっぽり抜け落ちている。
GNPはアメリカという国について物語っている。
ただし、私たちが誇りに思っていることを除いて
(引用ここまで)
このロバート・ケネディ氏の言葉は、確実な経済成長への道筋が見えず、TPPをはじめとしたグローバル化がどんどん進んでいく現状において、これからの日本の進むべき道を考える時に、心に残る言葉である。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ255号より)
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