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20111111日の午前中にインターネットのニュースを見ていたら「巨人の清武代表が午後2時からコンプライアンスに関わる重大な会見を行う」と報じていた。



このニュースが流れた時に、

◇江川事件のように日ハムが指名した「菅野投手」の指名権譲渡!?

◇巨人軍のスカウトに関する裏金問題?

◇アマチュア野球(東海大野球部)に対する指導?

などが頭に浮かんだ。



しかし、会見が開かれてみると「清武代表が渡邉恒夫読売巨人軍会長(読売新聞社会長・主筆)に対する批判」。

読売系の社員は「渡邉会長が会社を私物化して横暴なのはわかっていても黙っている人しかいない」と思っていたので、びっくりした。

しかも、会見の内容である「オーナー制度、GM制度の崩壊」「渡邉氏は会社を私物化しておりコンプライアンス違反である」「選手とコーチの信頼関係を守りたい」とは「まさにその通り!」なのだが「世間に一石を投じるもの」にはとてもならない。

また、「清武代表のサラリーマンとしての立場はどうなっちゃうのかな」という清武代表の将来を心配した人の方が多かったのではないだろうか。



なぜ、「世間の多くの人が気の毒だなぁ、と思いつつ、冷やかに清武代表の記者会見を捉えた」のかと言えば、

◇悲しいが、所詮、「読売巨人軍」は読売新聞社の子会社である

◇子会社には子会社の代表権を持つ代表取締役やGMはいるが、実質「渡邉商店だ」と世間では思っている

◇桃井オーナーも清武代表も「渡邉氏の忠実な犬」であり、かわいがられたから今の地位がある(逆にいえば、吠えたら(渡邉氏に逆らう)クビになるだけ)

◇「清武さん、今さら何を言っているの?世間はそんなのみんな知っているよ」と思っている

からである。



だから、会見後に、個人的には、

◇清武さんは、プロ野球、そして巨人が本当に好きなんだな

◇清武さんは、会長と現場の板挟みになってしまったな

◇清武さんって、思っていたより「青い人」だけど「純粋な人」でいい人じゃん

◇勇気ある行動ではあるが、きっと「犬死」だな

と思った。



それにしても、桃井オーナーは「この後に及んでも、渡邉氏の忠実な犬だった」と思った。

確かに、桃井氏が言われるように、

◇球団社長である私に相談なく独断で清武氏は会見を開いた。これこそ、逆にコンプライアンス違反だ。

1020日に岡崎ヘッドコーチの留任について渡邉会長に報告に言ったのは事実であるが、CSの結果(1031日)を踏まえて会長の意向が変わるのは当然だ

など、「オーナー職解任の内示」を受けつつも、渡邉氏には全く逆らっていない。

「渡邉氏に何を言われても、どんな立場を与えられても、私は一生ついていきます」と忠誠心を出しまくっているのが、桃井オーナーだ。



私の経験では、仕事の依頼として「企業の風土改革」や「企業ガバナンス(統治)の仕組み作り」のコンサルティング依頼を受けることがある。

組織内を調査していくと「ガン」となっている「実権を握っている権力者」が組織内にいることが分かっても、「忠実な犬と化している役員や管理職」は、「改革プロジェクトチームの仲間内で問題点を話し合っている時は、それなりに問題について共通認識を持っていて盛り上がる」が、いざ、「その権力者を排斥するような体制作り」をしようとすれば、全く動かない。

要は、「定年まであと何年」「明るい老後を平穏に過ごしたい」などのサラリーマン根性が働いて自己保身に走る(要はコンサルである私の方がハシゴを外される)のだ。



あと、この「お家騒動」で、私が個人的には「将来的にはプロ野球で監督をして欲しいな」と思っている江川卓氏の世間でのイメージがまた、ネガティブなものとなってしまったことだ。

江川氏は「このような報道が流れた以上、岡崎ヘッドコーチの立場もあるからヘッドコーチ就任のお話があっても受けない」旨の発言をされたそうであるが、江川氏の立場を考えればそうであろう。



もうひとつ、気になったのが、日本テレビ、読売テレビなど「読売新聞系」のこの騒動に対するニュースのあり方だ。

私の知る限り、ほとんど、このニュースを取り上げていない。

「自分達に都合の悪いことはニュースとして取り上げない」という姿勢は、大マスメディアとしてどうなんだろう??とあらためて思う。


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