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2011年10月19日付の産経新聞(電子版)が、食品メーカーのカゴメと学習院女子大と森永乳業が実施した「好き嫌い」と「味覚」について興味深い記事を掲載していた。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20111019108.html
この記事によると、
◇野菜の好き嫌いがある子供は6割
◇母親に野菜の好き嫌いがあると子供にも好き嫌いの傾向がある
◇味覚の敏感な母親を持つ子供は必ずしも味覚が敏感とはいえない
(母子間の味覚に相関性は見られない)
◇味覚が鋭かった母親と子供の上位20%は食材の好き嫌いについて7~8割がないと回答
◇味覚が鈍かった母親と子供の下位20%は食材の好き嫌いについて6~7割があると回答
というのだ。
この結果は、少し意外だ。
「野菜の好き嫌い」は、母親にその傾向があると、子供にもその傾向があるという結果は、なんとなく想像できる。
しかし、味覚は、母親が鋭いからと言って、子供も鋭いわけではないのだ。
ただ、「味覚が鋭いと野菜の好き嫌いが少ない」「味覚が鈍いと野菜の好き嫌いがある」という傾向は母親にも子供にもみられることから、「味覚は大人になるにつれて徐々に成長していくもの」といえるのかもしれない。
(※例えば、旨みの判別能力は、子供は全体的に親より低かった)
そう考えると、「味覚の鋭い人」を育てるには、
◇野菜の好き嫌いを作らないように育てる
◇大人になる過程でさまざまな食事を経験させる
ということが不可欠なのだろう。
記事では、「味覚が鋭くなる方法」として学習院女子大の品川教授と森永乳業の提案として「味覚向上5ヶ条」を挙げていた。
それは、
1)感じた味を言葉で表現し合い、味やおいしさを共有する
2)味を見つける
3)調理方法を想像する
4)材料や調味料を探る
5)食材の産地や旬の時期などを知る
だそうだ。
要は、「食卓に並ぶ食べ物を話題に親子でコミュニケーションを取ることが、子供の味の記憶を助けることにつながる」と言えるようなのだ。
このことは、「味覚能力」だけでなく、「知識力」や「価値観の理解力」についても、同じことが言えるのではないかと思う。
私の仮説であるが、
◇親の知識力が高いと子供も高い
◇さまざまな価値観を理解できる人は知識力も高い
◇さまざまな価値観を理解できない人は知識力が低い
という傾向がみられるような気がする。
個人的には「価値観の理解力」と言うのは、人間にとって重要な要素だと思う。
その理由は、人は「好き嫌い」で物事の判断を元来しがちだ。
しかし、実社会では「本質は何なのか」「大人の対応とは何なのか」というように「理性」が働き、「誰もが納得する正しい選択をするためには嫌いなものであってもそれを理解し選択する」という場面がある。
だが、「価値観の理解力」がないと「好き嫌いのみ」でものごとを判断してしまう。
では、「価値観の理解力」を高めるにはどうすればよいか?
このためには、まずは「子供の知識力」を高めることである。
そのためには、家庭において
1)体験した、あるいは、見聞きしたできごとについて言葉で表現し合って共有する
2)政治、経済、社会、スポーツ、芸能などさまざまなニュースを見て興味を持たせる
3)そのニュースの背景を想像する
4)ニュースで伝えられる事実とメディアの感想の違いを見分ける
5)読書習慣や社会体験の機会を積極的に作る
といったことが実施していくことが有効だと考える。
この私の仮説について、どこかの大学で検証してもらえないかな、と思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ251号より)
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