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以前、本メルマガ(165号)で、「匿名でのブログへのコメントはネチケット違反だと考えている」と書いたことがあった。
なぜ、そのように考えているのかと言うと、感情的な面では、私の経験上、「匿名コメントは上から目線での表現が多く不快」だからだ。

(特に“通りすがり”という匿名を使用する人ほど、上から目線である)

仮に、書き手の私が誤った情報を発信しており、それを正してくれたとしても、「言い方はあるだろう」と思う。


また、感情面を取り除いても、匿名性を排除することにより、
◇コメントの発言について発信者の責任感が生じる
◇コメント情報の信用性が担保されやすくなる
という効果があると思う。

私の場合、基本的には匿名でもコメントを承認しているし、返信コメントもすることが多い。

しかし、正確に検証しているわけではないが、「匿名コメント」を残した人は「言いっぱなし」で、おそらく「返信コメント」を読みに来ていない。

これでは「ピンポンダッシュ」や「テロ行為」と一緒である。


もちろん、匿名コメントの中にも「なるほど、納得!」と思うものがあり、「匿名コメントの書き込みを可能」にしておけば、さまざまな意見を頂戴することができるので、メリットもあるとは思うが、上記で述べたようなデメリットの方が大きいと思う。


それにしても、ブログコメントの匿名なら、まだ影響は大きくないが、マスメディアの報道における「記事の匿名ってどうなの?」と思う。

要は「気象庁が発表する天気予報や政府広報など明らかに明確な情報以外の記事はすべて署名記事にするべき」だと思う。

もっとも、マスメディアの場合は、署名記事でない場合は「社が責任を持っています」という理屈になるとは思うが、映像やICレコーダーでの情報が残っていない限り「社として責任を持ちます」と本当にメディア自身も自信を持って言えるのだろうか、と思う。


ちなみに、現在政治家の安住淳財務大臣や石原伸晃自民党幹事長は、それぞれNHK、日本テレビの政治部の記者であった。

本当なのか、ウソなのかは不明であるが、週刊誌等の情報では、彼らは記者クラブ仲間から「取材メモのカンニング」をしていたことがあったらしい。

つまり、自らが取材対象者にインタビューしたり、その場に直接居合わせていない情報を記事にまとめていたことがあったらしいのだ。


このようなケースの場合、「社として責任を持って記事を掲載します」と本当に言えるのだろうか。

署名記事であれば、取材対象者や記者仲間であれば、「あいつは、あの場にいなかったはずなのに」とわかるはずであり、取材情報の信頼性と責任感が担保できると思う。


ダイヤモンド社のサイトで掲載されているジャーナリストの上杉隆氏の「週刊上杉隆」によれば、「死の町」「放射能をつけちゃうぞ」発言で責任を取って辞任した鉢呂前経産大臣への直接のインタビューで、「放射能つけじゃちゃうぞ」は、鉢呂氏は発言しておらず、記者の質問に対して相槌を打っただけというのが真相らしい。

http://diamond.jp/articles/-/14408


また、上杉氏が、各社の報道を検証したところによると、問題の「鉢呂氏に対する玄関前の囲み取材(懇談)」には、朝日新聞、毎日新聞、共同通信は参加していたことを表明し、産経新聞、東京新聞、テレビ東京、時事通信は、「囲み取材には参加していなかった」ことを明らかにしており、中でも、東京新聞は紙面で「ソースは共同通信の配信情報」であることを明らかにしたそうだ。

しかし、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、フジテレビは、自社の記者が現場にいたかどうかも明らかにしていない。


電通総研が調査結果として発表している「世界価値観調査2005」によると、日本人の「新聞・雑誌に対する信頼度」(非常に信頼する、やや信頼するの合計)は、ダントツで高い(72.5%)。

ちなみに、中国は58.4%、フランスは38.1%、ドイツは28.6%、アメリカは23.4%、イギリスは12.9%と低い。

したがって、情報を鵜呑みに信じる可能性は、日本人は高く、他の国の人は、「マスメディアの情報だからと言って必ずしも正確じゃないな」と考える習慣がついているのだ。


経産相を辞任した鉢呂氏ですら「私の記憶では言った覚えはないが、頭のいい記者さん達がそういうのだから言ったのかもしれない」とマスメディアの記者たちを妙に信頼している。

要は、マスメディアは、日本人の「情報リテラシー力のなさ」をいいことに、デマ(かもしれない)情報が、無責任に垂れ流がされているといえるのではないだろうか。

また、日本人は、この「新聞やテレビなどのマスメディア情報崇拝思考」を改めなければ、第2次世界大戦中の大本営発表と同じで、後々、「あれは間違いだった」という誤った判断を多くの人がすることになってしまうのだろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ250号より)


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