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2011年10月11日の午前7時5分頃に、九州大学農学部准教授の佐伯和利氏が福岡市中央区鳥飼にある自宅マンションの7階から飛び降り自殺をして亡くなった。
7階の自宅前の廊下には、脚立があり、脚立を使って手すりを乗り越えて、自殺を図ったのだ。
また、福岡県警の捜査によると、自宅にあったパソコンから遺書も見つかったという。
佐伯准教授と言えば、10月4日に発生した成人100人分の致死量にあたる、およそ15グラムのヒ素が入った瓶を実験室にあった薬品保管庫から紛失したとして、東署に届け、九州大学から発表があった。
しかし、結果的には、10月7日に同じ薬品保管庫から発見され、「佐伯准教授の勘違い」として「紛失事件は終息」したと思っていた。
この「ヒ素窃盗事件」を振り返ると、
◇佐伯准教授がヒ素を9月29日に土壌研究のため薬品保管庫から取り出して実験室内で使った
◇佐伯准教授は、薬品庫に施錠をしないまま2時間半ほど外出し、この間に1本が紛失したとみられていた
◇九州大学によると、10月4日に業者が保管庫にヒ素化合物の補充をした際に瓶がないことに気付いた
◇10月7日午後4時半ごろ、県薬務課と九大職員が毒劇物の管理状況を調べていたところ、実験室の保管庫にあった
◇佐伯准教授が瓶のキャップの色を勘違いして紛失したと思い込んだ可能性がある
という「事件」である。
今まで報道された内容を見てみると「佐伯准教授がヒ素を紛失したと勘違い」でこの事件は終了だ。
しかし、よくよくニュースを振り返ると、
◆「紛失」と騒ぎだしたのは薬品業者
◆発見したのは県薬務課と九大職員
である。
また、ヒ素の瓶には瓶の入れ替えでもしない限り、ラベルが貼ってあり、「無くなったと誤認することなどあるのかな?」と思う。
おそらく、佐伯准教授は、「ヒ素を使用するために薬品庫から出し、薬品庫に戻さずに、しかもカギを掛けずに外出した」という管理上のミスという自覚症状から「ヒ素が無くなっている」と業者から言われたら、“あっ、俺がカギを掛けずに外出した管理ミスだ”と感じ「紛失してしまった」という思考回路になったのだろう。
私の推測では、
◇4日に業者が「ヒ素の瓶がない」といった時点で、薬品庫に実は、あった
あるいは、
◇紛失届を出した5日未明から7日の県薬務課と九大職員の調査までに誰かが薬品庫にヒ素を戻した
のいずれかではないだろうかと思う。
前者だとすれば、「窃盗」の被害届を出す前に薬品庫に保管されている薬品の瓶と薬品庫の保管台帳をつき合せすれば、「なんらかの薬品が不足しているのかそうでないのか」がすぐにわかったはずである。
果たして、被害届を出す前に佐伯准教授と九大はチェックしていたのか、あるいは、東署は、捜査の段階でそのようなチェックをしていなかったのか・・・していないはずはないだろう。
つまり、「佐伯准教授の勘違いない」と思う。
だから、勘違いがあったとしても、被害届を出す前、あるいは、出した後にそれはすぐにわかるので、「ない」と思うのだ。
だとすれば、後者になる。
後者だとすれば、「誰が薬品庫に戻したか?」である。
佐伯准教授の遺書の内容が公表されていないから何とも言えないが、おそらく、責任を感じての自殺であろう。
先月は、JR北海道の中島社長が、トンネル列車火災事故など一連の不祥事の責任を取って自殺した。
普通に考えれば「何も自殺することなどないのに・・・」と思ってしまう。
しかし、一般的には、自分のことが新聞やテレビで全国的に報道され、近所や周囲で噂されるようになると、耐えられない精神的なダメージを受け、追いつめられるのだろう。
そう考えると、小沢氏や石川氏などの政治家や九電などやらせメールに関係する電力会社の経営者や幹部などは、「精神的に図太いな」と思うのである。
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