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19641010日に開催された東京五輪の開会式にちなんで1966年に国民の祝日となった体育の日。

2000年に制定されたハッピーマンデー制度により、体育の日は「10月の第2週月曜日」と変わってしまった。

すでに議論され尽くした話で、いまさら感のあることだが、あくまでも「制定の経緯を残した体育の日」と「ハッピーマンデー制度による祝日(振替休日)」を分けるだった気がする。


それはともかく、2011年の体育の日は、ひさびさに「1010日」だ。

この日は「晴天」であることが多い日とされ、現に、今年も札幌は曇り空であるが、全国的には晴れているようだ。


20111010日付の朝日新聞(電子版)の報道によれば、文部科学省が発表した全国の6歳~79歳の約74千人を対象に行われた2010年度の調査データによると、25年前(1985年)と比較して、50メートル走や握力など複数の種目で、「する子」と「しない子」の成績の差が大きくなっているのだという。


記事によると、

◇小中高生の総合成績は現在の調査方法になった1998年以降ゆるやかに回復傾向が続いていて過去最高

◇中高生男子の50m走は旧調査方法時代の1985年を上回った

◇運動習慣を「ほとんど毎日」から「しない」までの4階層に分けて分析すると小学生男子の格差は、1985年の0.32秒から2010年は0.74秒に拡大し、女子も差がほぼ倍に広がった

という。


1998年から小中高生の総合成績が上昇しているのは、1980年代と比較し、子供の体力が落ちていることに対する危機感を文部科学省が感じ、各学校にゲキを飛ばしてきた成果といえるだろう。

つまり、学校における体育の授業やマラソン大会やドッヂボール大会などのスポーツ習慣に力を入れることにより、子供の体力は「復活」してきたのだろう。


しかし、運動を「する子」と「しない子」の格差が出ているということは、「家庭における生活習慣の違いが子供の体力に大きな影響を与えている」ということも言えることを示していると思う。

つまり、「子供の体力増進は学校に任せておけば十分」とは言えず、「家庭での運動習慣も重要」ということなのだ。


自分の子供のころを振り返れば、学校の体育やスポーツ行事以外に、家事のお手伝いや、団地や公共施設にエレベーターがない施設も多く、自家用車所有率も今ほどではなかったから、買い物荷物の運搬など、そもそも子供が身体を動かす機会が多かった。

だから、運動を「しない」と回答する子供でも、かつては、自然と身体が鍛えられたのかもしれない。


このようなデータが出てくるとなると、

◇学校だけでなく家庭での習慣が重要

◇親が子供に対して日常の生活習慣や運動習慣に対する認識を自覚することが必要

と言うことになるのだろう。

たぶん、親が野球や剣道などスポーツの習い事やサッカーなどのクラブに入れて、半ば強制的に運動させる、あるいは、親が運動習慣を作り、子供を誘って遊ぶ、と言った機会を意識的に作る必要があるのだろう。


変な話であるが、文部科学省の調査データは「体力」についてであるが、おそらく「学力」についても、「家庭での子供の過ごし方」によって、「格差」が広がっていると思う。

かつての日本は、「大天才も出現しないが大バカも比較的少ないレベルが高い平均的な国民」と言われていた。

体力にしろ、学力にしろ「格差」が広がることは、日本人の特長を失わせていくことになる。

「家庭における運動や思考習慣」は、その後の人間の行動習慣へとつながる。

したがって、「しない家庭で育った人」は、こういったことを、相当自覚をしない限り、次の世代でも「負のスパイラル」が深耕していく恐れがあると思う。


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