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2011年10月6日付の産経新聞(電子版)によると、「がんに効く」という内容の本を出版した出版社の元社長が「薬事法違反容疑(健康食品の無許可販売幇助)」で逮捕されたという。
記事では、
◇健康食品販売会社「キトサンコーワ」の社長、国安春子容疑者を「健康食品の無許可販売」で逮捕
◇出版社「現代書林」の元社長、武谷紘之容疑者ら4人を販売幇助で逮捕
◇現代書林は、医薬品としての効能をうたった本を出版し、健康食品を宣伝した
◇「水溶性キトサンでガンに打ち勝つ」などと未承認医薬品の健康食品を販売
◇国安容疑者は平成21年6月~23年4月に、男女6人に、計約80万円で無許可販売
◇健康食品はカニの甲羅などから抽出したとされる粒状のもので、1瓶1万円で販売
と報道していた。
この事件が珍しいのは、「健康食品の効用をうたった本を出版した出版社の関係者が逮捕されたこと」である。
アマゾンで「ガン」と入力して検索すると、膨大な「ガン」に関する出版物が検索され、タイトルを見る限りでは、「効用をうたったような食品や民間療法」の本はたくさんある。
個人的には、「本に書いてあるからガンに効くと思って買いました」と考える人がどの程度いるのだろう?と思ってしまうが、「社会的に影響力がある出版社として薬事法で未承認の食品を宣伝するような本の出版は無責任であり、販売を助けた疑いがある」という神奈川県警の判断なのだろう。
この「出版社の関係者逮捕」により、健康食品の宣伝を扱う広告代理店やCM制作会社、CMを放映するテレビ局やインターネット配信サービス、商品を紹介した雑誌や新聞、タレントなどにも、場合によっては「薬事法違反となる無許可販売を幇助した」という可能性が出てくることが考えられるだろう。
製造・販売元の責任だけでなく、宣伝・広告する会社や人にも、その責任が及ぶことがあり得るということを、認識しておく必要があるのだろう。
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