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今日のブログは、「法令順守」に関する話題で。
まずひとつめは、「道路交通法違反(整備不良)」で反則切符を切られた「お笑いコンビ・チュートリアルの福田充徳さん」について。
各メディアの報道によると、9月28日午後1時ごろ、東京都世田谷区等々力の路上で、福田さんが運転する競技用自転車「ピストバイク」を運転中に警察から道交法違反の指摘を受けた。
福田さんの運転するピストバイクには、前輪のみにブレーキが付いており、後輪にはブレーキを装備していなかったという。
福田さんが発表した謝罪コメントによると、「自転車のブレーキは前輪のみでも違反に当たらない」と誤認していたという。
ここの所、ピストバイクと歩行者の事故が多発し、各報道や情報番組で「ピストバイクの危険性と道交法違反」について報じられているから、福田さんが説明している「道交法について認識不足だった」という説明は、いささか「単なる言い訳」に聞こえる。
ピストバイクを運転すれば、よくわかるが、走行スピードにもよるが、ママチャリなどと違って、制動距離はたぶん10m以上違う。
道交法云々以前に、前輪のみでも、「歩行者もいる公道を走ると危険」ということは、分からないはずがない。
それから、少し考えすぎかもしれないが、「たまたま取り締まりをした人が福田さんだった」というのは、どうなのだろう。
警察側としては、著名人に道路交通法違反で反則切符を切れば、報道が大々的になり、世の中に対する違反の認識と喚起を促し、違反者の自覚による違反低減が図ることができる、と考えたのではないだろうか。
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話は変わって、もうひとつの「法令順守」の話題としては、9月29日にアメリカ司法省が発表した「古河電気工業の価格カルテルと不正入札関与」である。
アメリカ司法省の発表によると、
◇古河電工は2000年1月以来、およそ10年間不正を行った
◇古川電工の邦人幹部3人も不正を行っていたことを認めた
(1年~1年半の禁固刑を同意)
◇禁固刑を受けることんなった幹部3人は、米国内外で販売する自動車ワイヤーハーネスおよび関連製品の販売をめぐる不正入札や価格カルテルに関与していた
◇罰金総額は、日本円にして154億円になる
のだという。
おそらく、禁固刑を受ける幹部3人は、服役後、社内的には「功労者」として、帰国し、本社あるいは関連会社で静かに余生を送ることになるのだろう。
それにしても、「談合」といえば、「民間レベルでのカルテルや入札調整」といった不正と官が主導するいわゆる「官製談合」というヤツがある。
公共発注の業務が多い企業にお伺いすると、「民間企業レベルでの談合」は、以前に比較すると急激に無くなりつつあるが、「官製談合」は、「まだまだたくさんの事例がある」ことがよくわかる。
こうした「官製談合がなぜなくならないのか?」といえば、端的には、「役人の天下り先確保」が、根底にある。
民主党は「天下りを禁止するために民間企業への現役出向」という手法で「天下りには当たらない」とうそぶいているがとんでもない話だ。
100歩譲って、「発注側の官出身者が退職し、在職中に培った知識や技術を社会のために還元するために関連する民間企業の仕事に就く」という理屈は、特定の分野であれば成り立つだろう。
しかし、大部分の「天下り」は「見返りを期待する民間企業と暗にその見返りを要求する官」と言う構造で成り立っている。
9月26日に経産省を退職してしまった古賀茂明氏が、公務員制度改革に、公務員の昇進・や登用、人事評価制度そのものに取り組もうとしていたが、そういった根本から正さなければ、「官製談合」は無くならないし、税金のムダ遣いも減らないといえるだろう。
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