JR北海道の中島尚俊社長の失踪

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ＪＲ北海道の中島尚俊社長（64）が9月12日の朝から行方不明になっており、自宅から遺書と思われる書き置きが数通見つかっており、中島社長の妻が北海道警察に捜索願を出したという。

現在の所、中島社長の車が石狩市の海岸近くで発見され、携帯電話は、電源が切れているらしい。

メディアでは、「中島社長は責任感が強く心労がたまっていた」という見方をしているが、まさにその通りだろう。

JR北海道は、5月に石勝線のトンネル内で特急スーパーおおぞらの脱線火災事故が発生し、翌月の6月には函館本線の特急から白煙が発生するトラブルがあった。

また、列車の運転士らが勤務中に居眠りをしたことが乗客からの連絡で発覚し、さらには、信号機の取り換え工事で配線ミスによる信号トラブルも発生していた。

記事によると、中島社長は辞任せず再発防止検討委員会の委員長となりこれらの「不祥事」に対する陣頭指揮をとっていたという。

脱線火災事故で、国土交通省から要求されている事業改善命令に対する改善措置の報告期限は9月17日に迫っており、中島社長は、その報告書に「自分の言葉で伝えたい」と自ら文章を作成していたという。

勝手な推測ではあるが、辞表を提出せずに、不祥事に対する再発防止策などの方向性や報告の作成に、責任を持って取り組んできた中島社長は、これらに一定のめどがついたので、死を持って償う選択を取ったのではないだろうか。

中島社長が無事発見されることを願いたい。

（今朝は、札幌市内上空をヘリコプターが飛んでいるが、中島社長の捜索なのであろうか？）

「失踪」といえば、9月13日付のスポーツ報知が「3時のあなた」「おはようナイスディ」などワイドショー・情報番組のリポーターやバラエティー番組で活躍していた奥山英志さん（62）が、今年の４月から行方不明になっていることが9月12日に明らかになったことを報じていた。

記事では、1人暮らしだった川崎市内の自宅マンションは洗濯物が干されたままで、浴槽の水も張られた状態で、貯金通帳だけが見当たらず、家族が神奈川県警に捜索願を出したという。

奥山リポーターと言えば「巨漢のリポーター」として、10数年前はよくテレビ番組に登場していた。

私が良く覚えているのは、1990年に大学の学籍番号がひとつ前の同級生が担当教授を脅迫する刑事事件が発生し、大学に奥山リポーターが取材に来たことがあったからだ。

奥山リーポーターは日航ジャンボ墜落事故やロス疑惑などをはじめ数々のニュースを取材しており、「専業リポーター」の草分け的存在だった。

奥山リポーターの無事も祈りたいものである。