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小中校生の頃は「夏の甲子園大会」が終盤に近付くと、なんとなく「さびしい」気持ちになった。

たぶん、「さびしい気持ちになる原因」は、

◇甲子園大会の決勝戦が820日前後で、秋風が吹き始め涼しくなる

◇長かったはずの夏休みがあと僅かで終わってしまう

◇夏休みの宿題が全然片付いていない

といった「名残惜しさ感」や「心残り感」であろう。



それにしても、月並であるが、甲子園の高校野球を見ていると、「なぜ、あんなにも、手に汗握り、感動してしまうのだろう」と思う。

たぶん、

◇高校生のひたむきなプレー

◇負けたら終わりのトーナメント方式

◇ケガをしても臨時代走を出し、包帯をした状態でプレーする姿

◇チーム一丸となったプレー

などであるからだろう。

その証拠に、プロ野球の試合は、応援しているチームが負けた日は、気分はよろしくないが、「明日頑張ってくれればいいや」と気楽な気持ちで見ていられるし、好プレーをみても「すごい!」とテレビの前で拍手はしてしまうが、「目頭に涙がたまるような状態」になることはない。



「チームプレー」といえば、楽天の野村名誉監督がスポーツ情報番組で、面白いことをおっしゃっていた。

それは、「不動のキャッチャーがいないチームは投手力が下がる」というのだ。

その理由は、

【チーム一丸となった情報の共有化が図られない】

からだと野村名誉監督は説明していた。



つまり、「ほぼ固定された不動のキャッチャー」がいると、交代で出場したキャッチャーは、不動のキャッチャーに相手打者のその日の様子やピッチャーのその日の様子を的確に伝えるから、連戦となる次の試合でそのデータを活かすリード(配球)をすることができるのだと言う。



しかし、「同レベルのキャッチャーが複数いて固定していない」状態だと、お互いがライバルなので「自分だけで打者やピッチャーの情報を理解し、他のキャッチャーにはその情報を伝えない」というのだ。

したがって、「キャッチャー間で情報の共有化」がないから、ピッチャーをミスリードしてしまい、結果としてピッチャーの失点が増える(投手力が下がる)のだという。



このことは、一般企業でもよくある話である。

「会社の仕事の質向上」の重要な要素の一つは「情報の共有化」と「そこから得られたデータの活用と標準化(ルール化)」である。

しかし、例えば、営業マン同士が、「同じ客層・同一商品で売上を競う」ような場合、管理者側がマネジメントを相当工夫しないと営業マン個々の「成功事例」も「失敗事例」も情報として上がってこない。

つまり「組織としての仕事の質向上」が図れないのだ。



このような場合、例えば、営業マンとしての評価を「単に売上」だけではなく、「改善提案力」などといった評価軸で評価するような体制にしなければ、情報は確実に個人レベルでクローズされてしまうだろう。

「マネジメントをサボる、あるいは知らない」管理職は、単に「売上だけ」を競い合わせ、営業成績が芳しくないものはクビ切りし(要は使い捨て)、代わりを採用する。

しかし、これでは、組織としての知見の蓄積は期待できず、仕事の質の向上も臨むことはできないのである。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ242号より)



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