【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html



710日付のCOBS ONLINEが「聞き上手「ハヒフヘホ」の法則」を紹介していた。

この記事で紹介されていた、全国各地でセールスパーソン向けに保険営業のセミナーを行っている須長光男講師によると、保険のセールスで優秀な成績を出している人の多くは、「話し上手」ではなく「聞き上手」なのだそうだ。

須長氏が提案する、「誰でも『聞き上手』になれる『ハヒフヘホ』の法則」とは、

「実際に話を聞くときに、次の『ハヒフヘホ』を使って、あいづちを打ってみることだと言う。


具体的には、

……「ハァハァ」(同意・共感、納得)、「ハーッ!?(驚き)
……「ヒーッ」、「ヒェ~」(驚き
)
……「フ~ン」、「フムフム」、「フンフン」(同意・納得
)
……「ヘーッ!」(驚き)、「ヘェ」(感心
)
……「ホォ」、「ホォ~」(感心・感嘆
)
となる。


要は、相手の話にあわせて、バリエーションをつけて『ハ・ヒ・フ・ヘ・ホ』を使い分けることがポイントなのだ。
振り返れば、関心のない話を聞いている時には、無意識に同じあいづちを繰り返している。

確かに、須永氏の提唱する「ハヒフヘホ」を意識することで、同じ言葉を繰り返さなければ、相手は「話をちゃんと聞いてくれているな」と感じ、好印象を持ってもらえるのかもしれない。


そもそも、「なぜ聞き上手」になることが必要かと言えば、「聞くことにより相手の警戒心を無くすこと」と目的である。

警戒心が相手にあれば、「相手に好感を持ってもらうこと」はまずできない。

したがって、

「話を聞いて欲しい」

「気に入られたい」

と思ったら、まず、相手の話を聞くことから始める必要があるのだ。


ちなみに、私も「相手と円滑なコミュニケーションをはかる方法」として、自分が聞き手の場合、実践していることがある。

それは、

◇「自分に期待される反応」を想定する

◇ロジカルシンキングのMECE Why So/So What を考えて聞くようにする

2点である。

念のため申し添えると、「MECE」とは、「各事柄間に重なりがなく、全体として漏れがない状態」 、「Why So/So What 」とは「なぜそうなの?だからどうなの?」の意味になる。

つまり、相手の話を聞いている時に「重複や漏れ」あるいは「話の飛びや流れの不明瞭さ」があれば、それを話している相手に質問をすれば、円滑、かつ、ロジカルなコミュニケーションが実現できるのだ。


また、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」をうまく使いこなすことも重要である。

「オープンクエスチョン」とは、答えが決まっておらず、相手に考えを自由に話してもらう質問技法を指すが、このオープンクエスチョンを使うポイントは、

1)6W3Hを効果的に使用する

2)会話の最初の段階では相手の話や返答には自分の意見を挟まずに、十分に聴いて、考えや真意を引き出すことを目的に質問する

である。


6W3Hは、What(なに)、Why(なぜ)、When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、Which(どちら)、 How(どんな方法)、How much(金額)、How many(数量)のことであるが、具体的には、

◇何が悪いのでしょうか? 

◇なぜダメなのでしょうか?

◇いつ頃ならとお考えですか? 

◇どんな方法がいいですか? 

◇どのようにお考えですか? 

などを質問として効果的に使うのである。


一方、クローズドクエスチョンとは、YESNOで答えられる質問をして、本質を絞り込んでいく質問の手法のことで、使用する段階としては、オープンクエスチョンで、ある程度、相手の真意にあたりがついたら切り替えることがポイントだ。

つまり、

◇必要な項目にまとを絞る

◇具体的な質問をする

◇一つひとつを確実に切り分け、切り捨てる

2択を基本に質問する 

◇最初は答えやすい質問からする

である。


以上を整理すると、

◆オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの特徴を理解し、それぞれを適切に組み合わせて相手から情報を引き出す

◆情報は聞き流すのではなく、意識していると、今まで気づかなかったことが見えてくる

◆会話や思考に困ったら、5WHから6W3Hへときめ細かさを追求する

ということになる。


相手と円滑なコミュニケーションを図るためには、「相手の期待される反応を想定」し、須永氏の提唱する「ハヒフヘホの法則」を使って相手の警戒心を解き、さらには、相手の話を単に聞き流すのではなく「MECEWhy So/So What 」を意識的に考えて聞き、6W3Hを使って、少し突っ込んだ質問をする、ということが大事なのである。


このように書くと、ちょっと、大変に感じる方も多いかもしれないが、コミュニケーションのうまい方は、実は、このパターンをうまく駆使している。

無意識にできるようになるためには、慣れるまでは、意識的に実践してみることが必要である。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ237号より)



【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html