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2011年7月23日の夜に、中国浙江省温州市で、高速鉄道の列車が落雷の影響で停車中の別の高速列車に追突して双方の車両が脱線し、車両4両が高架橋から転落した事故で、1日半後の25日の午後に、運転が再開された。
それにしても、この鉄道事故を通して見えてくる中国は、驚くことばかりだ。
例を上げると、
◇死者数、負傷者数の正確な数字が発表されない
(中国国営通信の新華社は、24日午前に、死者は35人、負傷者は210人と報道)
◇事故原因が「落雷による信号機器システムの故障」としか発表されていない
◇運転再開が早すぎる
◇事故車両を土中に埋めている
などである。
中国人は、この状況をどのように見ているのかと、ニュース情報をチェックしてみた。
中国メディアは、中国鉄道省の報道官に、厳しい質問を浴びせているようだ。
しかし、運転再開後の乗客の声は、
「中国では情報はすべて公開されないから仕方がない」
「便利なので使わざるを得ない」
など、『中国社会では、仕方がない』という雰囲気だ。
日本の鉄道事故では、記憶に新しいのが、2005年4月のJR西日本福知山線脱線事故であるが、この時は、営業運転を再開したのは55日後だった。
もちろん、鉄道が社会に与える利便性を考えれば、運転再開は、早いことにこしたことはない。
しかし、「失敗学」でいう「失敗から学ぶ」という姿勢が中国鉄道省にはまるでない。
しかも、事故車両を土中に埋めるとは、意味がわからない。
会見では、報道官が「地盤がぬかるんでいたため作業をしやすくするために埋めた」というような訳のわからない釈明をしていたが、中国社会の場合、現場作業員が勝手に作業をすることはあり得ないから、「当局」からの指示であったことは間違いない。
そもそも、車両を埋めた土地は、「廃棄物埋め立て場」ではないだろう。
中国の産業廃棄物処理とは、こんなにもいい加減なルールなのだろうか。
今回の事故を通じた出来事は、中国国民にとっては「中国社会はこんなもん」で済むかもしれない。
しかし、外国人旅行客や中国の鉄道システムを売り込まれている諸外国の人にとっては、非常識な状況・状態である。
諸外国に対する中国の信用は、今回の「新幹線追突高架橋転落事故」で大きく後退したと言えるに違いない。
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