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2011年7月21日に、科学技術の発展により、また、「再審開始」に結び付くかもしれない「新証拠」が発見された。
この「新証拠」の事件は、1997年3月19日に死体が発見された、いわゆる「東電OL殺人事件」だ。
14年半前の出来事なので、私の記憶には、鮮明に残っているが、ざっと事件を振り返ってみると、
◇殺害されたのは東京電力勤務の慶応大学経済学部出身の39歳の総合職女性
(東京本社 企画部 経済調査室副長の渡邉泰子氏。女性初の総合職入社)
◇東電総合職女性は、勤務後は毎晩、渋谷区円山町に出没し客引き(売春)していた
◇殺害場所は渋谷区円山町の木造2階建ての「喜寿荘101号」
◇殺害推定日時は、1997年3月8日夜~9日未明
◇殺人容疑で逮捕されたマイナリ被告は喜寿荘のカギを持っていた
◇マイナリ被告によると、被害者とは3回会っており、性交していた
◇現場から採取された陰毛は全部で16本あり、12本は被害者とマイナリ被告だった
◇和式トイレからは、マイナリ被告の精液が入ったコンドームが発見された
というような事件だ。
(詳細は、http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/touden.htm を参照されることをお勧めする)
今回、新たにわかったのは、被害者の身体から採取された体液(精液)のDNAが、現場から採取された16本の陰毛のうち、被害者とマイナリ被告以外の4本の体毛のうち2本と一致したことだ。
したがって、「第三者による犯行の可能性があるとはいえない」とした2審判決の根拠を覆す可能性がある証拠となる可能性がある。
しかし、問題は、被害者が、「日常的に売春をしていたこと」である。
喜寿荘の101号室は、裁判での証言によると、犯行当時、カギがかけられておらず、被害者は、客引きした相手のフトコロ事情により、ホテルを使用せずに「お手軽に売春」していたらしく(裁判での目撃証言より)、マイナリ被告と利用歴がある喜寿荘をマイナリ被告がいなくても利用できる環境にあった。
また、和式トイレにあったコンドームは、2月末に被害者と会った時(3回目)のものであり、マイナリ被告が、「現金強奪目的」で、喜寿荘で被害者と会っていたとすれば、必ずしも殺害時には、性交していないわけで、今回の新事実であっル「マイナリ被告以外の体液」が発見されたのであったとしても、「マイナリ被告の犯行ではなかった」という決定的な証拠とはなりえない。
今回の「新証拠」は、マイナリ被告の「再審への道」としては、明るい材料であるが、菅家さんの時のように、「新証拠=2審判決(上告棄却のため確定判決)と矛盾する無実の証拠」ではない。
仮に、マイナリ被告が無実だとして、真犯人がいるとしたら、気の毒な話ではある。
しかし、「新証拠」により無実が即証明されるものではない為、再審が開始されても、マイナリ被告が無罪放免となる日は、まだまだ時間がかかるのであろう。
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