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「やらせメール」問題で「責任はトップである私にある」と発言していたが、「信頼回復に全力を尽くす」と早期の辞任を否定していた九州電力の真部利応社長が、辞意を表明したという。

正式には、727日に開催される取締役会で、辞意の扱いを議論することになるのだと言う。



報道では、松尾新吾会長が真部社長と会談し、

◇真部社長の辞意意向と27日の取締役会で議論

◇再発防止など山積み課題を降り切るために会長は真部社長の続投を望んでいる

ことを記者団に語ったらしいが、デキレースのような気がする。



つまり、勝手な憶測であるが、実質的に、松尾会長の「執権経営」を敷いている九州電力の人事は、松尾会長が握っている。

したがって、「真部社長の辞める辞めない問題」は、松尾会長の意向しか働かないと思うのだ。



海江田経産相は、「信頼回復のために真部社長の辞任を要求」しているわけで、九電としては、「やらせメール問題」の幕引きを図るためには、さっさと真部社長に辞めてもらうしかない。

松尾会長の操り人形である真部社長に、自らの考えや気持ちを優先して進退が決められるはずがなく、松尾会長との会談で、「クビ」を伝えられたのだろう。

私は、この報道を耳にした時に、「トカゲのしっぽ切り」だな、としか思わなかった。



似たような社長の就任・辞任劇は、東京電力もそうである。

東日本大震災が発生した当時の社長は清水正孝氏。

清水正孝氏は、社長になるまで、「資材部のみ」しか経験していない「スーパー傍流間接部門出身&東電初の私立大出身(慶応)」社長だった。

社長になれたのは、現会長である勝俣恒久氏の意向が大きく働いているという。



勝俣会長は、2002年に柏崎刈羽原子力発電所のデータ改ざんを隠ぺいしたことが発覚して辞任した南直哉元社長の後に社長に就任した。

しかし、刈羽原発の運転再開のめどが立たない中で2008年に無念の社長退任。

勝俣氏は、主要間接部門である企画部、総務部、業務管理部を渡ってきたリーダーシップのある方で、影響力を残したい勝俣氏は、社内でリーダーシップがなく、問題を起こしていない、というか、起こしようがない傍流部門出身の清水氏を社長に据えたわけだ。



一般庶民からすれば、清水氏は、「東電の社長になれたんだから、社会人として、成功者だったじゃん」ともいえるが、操り人形的に社長にさせられ、東電の初期対応のまずさから、原発被害を拡大させ、「社長だった」ばっかりに、罵声・怒号を浴びたお詫び行脚と社長辞任という責任だけを取らされており、要は、九電同様「トカゲのしっぽ切り」であり、ある意味、気の毒な方である。



東電と九電の人事を見ている限り、「世間的な会社の顔として表舞台に“操り人形的社長”を据えておき、社内の実権は会長が握り、問題が起きた時の“トカゲのしっぽ切り要員”とする体制」が敷かれているわけで、何なんだろうなぁ、と思う。



◇◇◇◇◇



話しはガラッと変わるが、大関在位65場所(最多タイ)の魁皇関が、10日目の琴欧州戦での敗退を最後に引退すると言うニュースが719日夜に流れた。

地元の九州場所まで、現役を続けてもらいたかったので、残念ではあるが「お疲れ様」といいたい。



今場所の名古屋場所では、初日から3連敗したが、素人目にも、明かに、力が衰えていた。

4日目の豊ノ島関に突き落としで勝利して、元横綱千代の富士が持つ最多勝利数に並んだが、突き落としというよりは、豊ノ島が足を滑らせて自爆したような、ラッキーな勝利だった。

10日目を終わって、7敗目となり、ここからの5連勝は、今の魁皇にはあり得ないから、引退しないとすると、来場所は最多の14度目のカド番となり、史上最多勝利数を達成(1047勝まで伸ばす)したこともあり、気力(とお金?)が維持できないと判断しての「引退決意」であろう。

それにしても、魁皇関の引退で19年ぶりに日本人大関がいなくなる。

ただでさえ「閑古鳥」が鳴く名古屋場所であるが、魁皇関の引退で、さらに観客動員は減るだろう。

日本人力士で次代を担うのは、稀勢の里関か、豪栄道関なのかわからないが、早くスターが現れて欲しいものである。



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