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2011FIFA女子ワールドカップ準決勝の「日本対スウェーデン戦」を、思わず早起きして見てしまった。

結果は、ご存知の通り、3-1で日本がスウェーデンに勝利して、決勝進出を決めた。



私がテレビを視聴し始めた4時ちょっと前には、すでに0-1

目覚まし時計を止めて、ウトウトしてしまったため、開始10分の沢先週からのパスミスからの失点シーンをリアルタイムで見逃してしまった。

しかし、見始めて5分足らずの前半19分に、宮間選手が左から上げたセンタリングに、今大会スタメン初出場の川澄選手が、合わせて「泥臭い同点ゴール」となった。





その後は、ボール支配率が圧倒的にスウェーデンより高く、特に、前半は、素人目線としては、「冷や冷やシーン」は少なかった。

それにしても、テレビを見ていて、「日本選手とスウェーデン選手の体格差」は歴然としていた。

平均身長で約10センチ違うのだと言う。



ただ、日本女子代表の佐々木則夫監督は、「体格が大きくフィジカルが強いから有利である」とは考えていないそうだ。

つまり、逆にいえば、「体格が小さいから弱いわけではない」ということになる。

「日本女子の体格が小さいこと」を前提として、「強みは何か」を追求してきた成果が、今の日本女子代表の快進撃に繋がっているのだろう。



佐々木監督は、「体格が小さくても強みにできること」として、

◇チームワーク

◇個々の技術を高めること

を挙げているようだ。



確かに、今大会を見ていても、日本のチームワークは良い。

イングランド戦を見た時は、「疲れていて動きも鈍い」「ボールの保持時間が長く相手の守備態勢が整ってしまう」「パスがつながらない」など欠点ばかりが目に付いたが、決勝トーナメント初戦のドイツ戦では、見事に「修正」してきていた。

これは、対戦相手の選手の特徴を徹底的にチーム全体で分析し、「身体をあわせて守る」など方針をチーム全体で認識を共有し、各自が自分の役割を最大限発揮していたといえるだろう。



北京五輪の時は、女子代表選手(荒川選手かな?)がアルバイトしながらクラブチームに所属して競技を続けている現状がメディアで紹介されていた。

しかし、その後、日本が東アジア選手権で優勝し、U-17の世界大会で準優勝するなど活躍し始めると、徐々に競技環境も充実し始めた。

また、今回のワールドカップでの活躍を契機に、サッカーを目指す女子小学生や中学生も増え、人材的には、現在より恵まれてくるだろう。



ただ、ここから、想像されることとしては、「人材が豊富になると、体力的に恵まれた選手が強化や抜擢される対象」となり、欧米代表チームのように、フィジカルに頼った「攻撃が単調」な傾向が出てくるかもしれない。

現在は、競技人口が少なく、「体格面より個々の技術力が高い選手が、頭角を現す土壌」が日本女子にある。


だから、佐々木監督も「フィジカル以外の強み」を活かすことができたのだ。

競技人口が増えて、体力的才能に恵まれた選手が集まり始めるのはいいことであるが、フィジカルに頼った戦術をとるようになることは、懸念材料でもある。

要は、「チームワーク、突破力、パス回し」など「日本人選手の強み」が失われないような代表チームの強化を今後も図っていって欲しいな、と思う。



とにかく、次は、一度も勝利したことのないアメリカとの決勝戦。

「海の日の早朝」が楽しみである。


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