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「失敗」して「嫌な目」に合い、それを人に相談すると「嫌なことは早く忘れましょう!」とアドバイスされたり、そういった言葉で励まされたりする。
確かに、人は「失敗して嫌なこと」は早く忘れたい。
しかし、それは、長い目で見て「正解」であるのだろうか?
私は、失敗して嫌なことがあると、むしろ、徹底して「頭の中でその情景やプロセスを思い浮かべ直して振り返ること」をしています。
この思考作業は「傷口に塩を塗り込むようで辛い」ですが、失敗のプロセスを頭の中で反芻する方が、「失敗の原因は何だったのか」「次回、似たような出来事があったら、こうしよう」と考えが整理できて、切り替えもかえって早くできます。
「火山学や地震学」が専門の大学の先生が講師を務めたある研修会に参加したら、
『災害想定は何10年あるいは何100年に1回だから、任期中は、災害が発生しないことを前提に自治体運営をしている市町村長さんがたくさんいる』
という話を聞いた。
それらの市町村長さんの肩を持てば、
◇住民に過去の忌まわしい記憶を思い起こさせるのはかわいそう
◇住民に災害の発生の可能性を伝えることは、不安を煽ることになり混乱を招く
などと考えているのだろう。
しかし、それでは「イザという時」の覚悟が生まれないし、「災害が発生した時の咄嗟の行動」も取ることはできず、防げたはずの被害を大きくしてしまう結果になるだろう。
◇◇◇
話しは若干逸れますが、「口ぐせ理論」で有名な佐藤富雄氏は、常に思いを口に出して言い続けていれば、そういう自分に成れることを多くの著書で説いている。
一見、精神論的なものの考え方であるが、人間には自浄作用のようなものがあり、「なりたいこと」や「達成したいこと」への思いが強く、明確であれば、人は、そのためにやるべきことは無意識のうちに実行しており、気が付いたら達成している、という理屈であろう。
つまり、「失敗」についても「今後こうするべきだ」と明確に想像し、強烈にイメージしておくことで、失敗を繰り返さない行動を無意識に実行することができるのだ。
ちなみに、冒頭の話題に戻って、本当に、嫌なことは寝て忘れられるものなのだろうか?
私の経験則としては・・・、
『嫌だなぁ、と思っている仕事』
これは、結構忘れる。
というか、やりたいことや興味あることを先に行動に移してしまい、それに忙殺されているうちにすっかり忘れてしまっていることがある。
気がついたときは、もちろん青くなる。。。
『仕事として精神的に嫌なこと』
これは、寝てしまっても忘れることはあまり無い。
寝てしまうのは、単なる「先送り」であって、根本的問題の解決になっていないから全然心が落ち着かない。
時として夢に、若干違うシチュエーションの嫌なことの場面が登場して起きると変な汗をかいている。2度寝すると、別の「作品」(悪夢)に変わっているときもあって、豪華(汗)2本立てとして悪夢を見ることもある。
『プライベートの人間関係で精神的に嫌なこと』
これは、年齢とともに変化している部分もあるが、案外寝る(時が経過する)と忘れられる。
利害の無い友人とは、次に会うときには、単純にそのことを忘れていないと、長続きしないかもしれない。
ただし、利害が生じる嫌なことは、大抵は「責任」も同時に生じているから、根本を解決しないとなかなか、「寝て忘れられる」ものではない。
心をリラックスして、硬く考えすぎないことは大事であるし、時として「豪快、大胆」にものごとに対して気にしすぎることなく行動することは必要だ。
しかし、本質的に「寝て忘れてもいい」嫌なことは、「くよくよしても仕方がない」ような、あまりその後に影響のない「うっかりミス」ぐらいである。
それ以外の「失敗して嫌なこと」は「情景や経緯を振り返り、深くその失敗原因を考えて対策を想定しておくこと」が自分自身の成長にもつながることなのである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ235号より)
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