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6月23日は、太平洋戦争の沖縄戦の組織的戦闘が終結した日で、「慰霊の日」と沖縄では呼ばれている。
今年(2011年)の「慰霊の日」に沖縄県糸満市で開催された「沖縄全戦没者追悼式」に出席した菅首相は、記者団に対して、「私がやらねばならない課題は復旧復興、そして原発事故の収束。全力をあげ、燃え尽きる覚悟で取り組んでいきたい」と語ったという。
この発言について、菅首相の今後のプランは、、
◇70日延長された国会の会期末で退陣する
とみる向きが多いらしい。
しかし、私は、菅首相の狙いは、「再生可能エネルギー特別措置法案」が延長国会で通らなかった場合に、「反原発」を掲げた「原発解散」に打って出ることではないかと思う。
「再生可能エネルギー特別措置法案」では、
『太陽光発電や風力発電など自然エネルギーによる電力を電力会社に国が定めた固定価格で買い取るよう義務づける法律で、発電事業者の新規投資を促すこと』
が狙いである。
しかし、この法案では、電力会社は買取にかかった費用を回収するために、私たちの使用電力量に比例したサーチャージ(賦課金)を上乗せできるため、産業界からは反発がある。
したがって、菅首相の読みは、
◇自民党議員の多くは法案成立に反対に回る
◇民主党議員の中からも法案反対派が出る
◇法案成立が難しい場合は、国民に「反原発」をテーマに衆院を解散する
というイメージではないだろうか。
仮にそうであるとすると、菅首相の真の狙いは、
『1980日続いた長年の政敵である小泉首相の首相在任期間を超えること』
の1点だけなのではないだろうか。
2010年6月8日に首相に就任した菅首相は、6月23日時点で首相在任期間が380日で、会期延長&解散による民主党の過半数維持によって、仮に4年近く政権を維持すると小泉政権の1980日を超えることになる。
一般的に、現在の内閣制度であれば、
◇内閣支持率の急激な低下
◇所属政党の代表の任期切れ
◇参議院選挙の敗北
◇内閣不信任案成立
といったきっかけによる「首相退陣」がありえる。
しかし、菅首相は、
◇民主党代表選は、2012年9月までない
◇2010年夏の参議院選挙の敗北責任を回避
◇2011年6月2日の内閣不信任案否決
と危機を切り抜けてきた。
したがって、あとは、「反原発を掲げて国民に信を問う」ことで内閣支持率の向上を目指すという作戦なのだろう。
それにしても、菅首相は「運」も味方につけている。
例えば、
◆国際的な信用面からも首相はコロコロ変えるべきではない
◆東北地方太平洋沖地震により喫緊の政治課題が復興となった
などの「追い風」により、退陣を迫りづらい空気が世の中に生まれた。
菅首相は、自身のブログで6月16日に、
「私にとっては初当選した約30年前からのテーマで、ようやく流れがここまで来た」
と力説しているが、菅首相が「脱原発を旗印に活動してきた政治家」とのイメージは国民に全くなく、むしろ、いまや菅首相の「お家芸」ともいえる【場当たり的戦略】そのもののような気がする。
「社長と乞食は3日やったらやめられない」という格言?が昔からいわれているが、数々の「政局危機」を乗り越えた菅首相にとっては「首相は3日やったらやめられない」の心境で、「人のいい鳩山前首相」を騙して「東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故の対応にメド」とどうにでも解釈できる発言を盾にその地位に綿々ととどまり続けるつもりなのだろう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ234号より)
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