2011年6月22日に、2013年のNHK大河ドラマが発表された。
タイトルは「八重の桜」で、主人公は「幕末のジャンヌ・ダルク」といわれ、のちに新島襄の妻となる新島八重さん。
「八重」を演じるのは、ドラマ、映画と絶好調で、バラエティ番組では「天然キャラ」を発揮する綾瀬はるかさんに決まったという。
現在放送中の幕末を舞台にしたTBSドラマの「仁」がNHK大河ドラマのあとの時間帯に放送しているので、「時代と時間帯」が似ているため、なんとなく頭がこんがらがる。
話しは若干逸れるが、2010年の大河ドラマ「龍馬伝」に出演していた俳優さんが、現在放送中の「仁」では、違う役柄で出演していたりするとこんがらがる。
典型的なのが、「市川亀治郎」氏で、「龍馬伝」では、「福山龍馬」の刺客役として強烈な印象を残したが、「仁」では、龍馬と親友の中岡慎太郎を演じている。
NHKでは「龍馬の敵」、TBSでは「龍馬の同志」だからこんがらがる。
しかも、市川亀治郎氏は、「仁」で龍馬役をしている内野聖陽氏とは、2007年の大河ドラマで「武田信玄」(市川氏)と武田信玄の軍師であった「山本勘助」(内野氏)という役柄で共演しているから、余計にこんがらがる。
話しを「八重の桜」に戻して・・・、「明治6大教育家」と呼ばれる「新島襄」は、歴史の教科書にも出てくる同志社大学の創設者なのでピンとくるが、「八重」は、
◇1945年生まれの会津藩の砲術師範の娘
◇戊辰戦争で男装して最新式のライフル銃を手にして戦った人
◇新しい女性像を求めて周囲の誹謗中傷を退けて生き抜いた人
◇のちに、新島襄の妻になった人
と聞いても、まったくピンとこない。
NHKでは、大河ドラマの制作方針として、
「大河ドラマはドキュメンタリーではなくあくまでドラマであり、演出も必要である」
と表明しているらしいから、一般的には「ピンとこない」新島八重氏について、きっと演出上、歴史学上の定説は無視して、都合のよい、「描きたい八重像」を作っていくのだろう。
私を含めて、きっと一般的に多くの人は、「NHKの大河ドラマで描く新島八重」を「新島八重」として捉えるに違いない。
現に、私は、これまでの人生で、ほぼ通しで視聴したNHK大河ドラマは25作品ほどあるが、若い時に見た大河のイメージがその後の「歴史上の人物」のイメージを大きく形成する。
例えば、私の中では、戦国時代は、1981年放送の脚本が橋田壽賀子さんだった「おんな太閤記」のイメージが強く、
◇秀吉の妻といえば、「おね」ではなく「ねね」
◇「ねね」は佐久間良子さん的なきれいなお姉さん
(現在放送中の「江」の大竹しのぶさんではない)
◇秀吉は西田敏行さんか1996年放送の「秀吉」の竹中直人さん
(現在放送中の「江」で秀吉の岸谷吾朗さんではない)
◇茶々は気性の激しい女性で、イメージは池上季実子さん
(現在放送中の「江」で茶々の宮沢りえさんではない)
となっている。
だから、大河ドラマを見た後に、「歴史学上のその人物に対する定説」を知ると「えっ、うそ~!」となかなか頭をスイッチできない。
ただ、逆に、現在放送中の「江」や歴史的にメジャーではない「新島八重」の場合は、「歴史学的にはどんな人なんだろう?」と調べてから「大河」を見る人も多いはずで、そうなると、「あまりにも史実とかけ離れていると違和感」が芽生えるだろう。
現に、「江姫」は、今年の大河で取り上げられるまで歴史的にはメジャーではなく、私は「どんな人物なのか史実を調べてから大河ドラマの「江」を見ている」から、
例えば、
◇家康と幼少(7~8歳)の江姫が伊勢経由で逃げるはずがない
◇いくら「信長の姪」といっても、幼少の江が秀吉に数々の進言ができるはずがない
◇幼少時代を25歳の上野樹里さんが演じるのは無理がある
と視聴しながら、いくらでもツッコミをテレビの前で入れてしまうことになる。
「歴史上の人物を使ったドラマ」だから「ある程度の演出はあり」だし、脚本家や原作者の解釈があってもいいとは個人的には思う。
しかし、「江」はちょっとひどすぎるかな~?と思う。
だから、新島八重さんについても、世間の多くの人がその存在を知らないのをいいことに、「大幅に史実と反する演出はしないで欲しい」と思う。
脚本担当が、「朝ドラ」で「水木しげる」氏の史実に比較的忠実だった山本むつみ氏が担当するから、大丈夫だと思うが、「史実と演出の違い」をチェックして、ツッコミを入れながら楽しんで2013年の大河ドラマを視聴したいと思う。
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