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JR北海道は、2011613日に、北海道占冠村のJR石勝線で起きた特急列車脱線火災事故で、私用で乗車していた社員3人が火災に気付いていたことを明らかにした。


JR北海道は、当初、車掌や運転士はもちろん、客室乗務員、非番で乗り合わせた社員12人のすべてが火災の認識がなく、出火に気付いていなかった、と発表していた。

しかし、実際には、「車両から出火していること気づいていた社員がいたにもかかわらず、車掌など当日の勤務者には伝わらなかったのだ。


しかも、客室乗務員についても、後方1号車で業務をしていた乗務員は出火に気付き、車掌と停車した車両内ですれ違った際に、「車掌は当然出火を知っているもの」と思って正式には出火していることを伝えていなかった、のだと言う。


さらには、この事実を、JR北海道の広報は「直接、運行に関係する職員ではなかったので発表しなかった」と回答しているのだ。

どう考えても、広報部門は、「JR北海道は火災の事実を知らなかった」と言いたいわけで、言いわけをしているのだ。


整理すると、

◇非番のJR北海道の社員3人は出火を認識していた

◇客室乗務員は出火を認識していた

◇非番社員は車掌に出火を伝えていない

◇客室乗務員は車掌が出火を認識しているものと考え伝えていない

JR北海道の広報部は、JR北海道は出火を認識していなかったと発表

JR北海道は、車掌と運転士以外は運行に関わっていないと言い訳している

ということになる。


どう考えても、

◇緊急事態における基本的な行動原則

JR北海道の職員には身についていないと言わざるを得ない。

しかも、JRがすでに、内容の見直しを表明している「緊急事態の対応マニュアル」であるが、客室乗務員(契約社員)に対しては、訓練対象とされておらず、当然、教育訓練はされていなかったのだという。


ちなみに、JR北海道の「企業行動指針」では、

http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/csr/index.html

(以下引用)

JR北海道グループを取り巻くリスクには、予期せぬ災害や事件・事故等、さまざまなものがあり、平常時から、事業特性に照らしたリスクの把握と未然防止策のほか、不測の事態における被害の拡大防止や早期回復のための対策を講じておく必要があります。
 また、不測の事態が発生した場合には、迅速に情報提供を行うなど、必要な情報を適時適切に開示するとともに、普段から社会とのよりよいコミュニケーションを築いていくことが重要です。

(引用ここまで)

と謳われている。


「行動指針なんてお題目であって周知なんか大抵はされていないさ」という人も多いだろう。

しかし、北海道を代表する企業のひとつである、天下のJR北海道がこの状態だ。

なんだか虚しいものに感じるのは、私だけだろうか。


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