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ホテルに勤務(正社員)している友人から、以下のような職場の愚痴メールをもらった。
差し障りがないよう、固有名詞や特定の状況を脚色するが、意外と多くの職場でみられる「矛盾する状況」なので紹介させていただく。
(以下、友人からの愚痴メールの概要)
お仕事お疲れ様です。
今日は愚痴を聞いてください!
私の勤め先も、例外なく3月11日の震災の後、即日パート切り(自宅待機か自主退社)をして、社員のみで多少無理をしても会社を存続させる・・・という方針になりました。
5月に入り客足も戻り、一部のパートさんも職場に戻ってきたのです。
しかし・・・。
で、愚痴というか、疑問というか、矛盾を感じているのですが、
パートさんを削減したことにより、社員が洗い場やトイレ清掃の仕事なども行うようになったのです。
会社の方針が「できるだけ社員のみで助け合って乗り切ろう」なので、それはわかるのですが、一部の社員や幹部がそういった洗い場などパートさんがやっていた仕事しかしないのです。
もちろん、パートさんが担当していた仕事は、地道な仕事で肉体的にも、本業に加えて社員が実施するのが大変なことは分かります。
でも、「パートさんが担当していた仕事しか一部の社員や幹部たちがしない」のであれば、その社員がパートさんの代わりにやっている仕事を丸々パートさんで賄えば良いのではは?と思うのです。
愚痴を言っておきながら、なんですが、楽しく仕事がしたいですね。
お仕事、楽しんでますか?
(愚痴メールの概要 ここまで)
この愚痴メールを読んで、私が以前に指導していた会社で似たような「矛盾」を感じたことがあったので、その時のエピソードなどを書いて返信した。
(以下、私が出した返信メールの概要)
Aさん、こんばんは!
Aさんの職場も、震災の後、影響を受けているんですね。
私の関係する職場でも、震災後、お客さんはぐーんと減り、アルバイトさんのシフトを減らしたり、減らすことによって、生活できなくなったアルバイトさんが結果的に退職に至ったり、と心情としては心苦しい状況を経験しています。
Aさんの会社では、「できるだけ社員で無理をしてみんなで力を合わせて頑張ろう」という方針になったのですね。
それにしても、「洗い場や清掃の仕事しかしない一部社員がいる」ってのは、Aさんの言われるようにおかしいですね。
だって、それは、もともとパートさんのお仕事ですから、「みんなで助け合って頑張る」のが会社の方針であるなら、社員は「本来の仕事プラス洗い場の仕事」をするべきです。
逆に考えれば、「洗い場の仕事だけをして会社の仕事が回っている」のであれば、Aさんがいわれるように「その社員たちがもともとやっていた仕事は無駄な仕事」となり、その社員は必要なくなり、パートさんを雇った方が、効率がいい、ということになります。
社員や幹部には、本来やるべき仕事(幹部職ならマネジメント業務)があるはずなんですが、「洗い場の仕事をやっていることで仕事をやっている気になっている」のでしょうね。
Aさんが言われるように、「社員がその仕事しかしない」のであれば、「社員をクビにしてパートさんを復帰させるべきでまったくの矛盾」ですね。
私が、仕事に訪問する会社にも、こういう感じの幹部は結構います。
製造業の工場長なのに、倉庫で出荷製品をトラックに積むためのフォークリフトを動かしている。
人件費削減で、その会社は、フォークリフトのオペレーターを切った訳ですが、工場長としての仕事をした上で、工場長がフォークリフトを動かしているのであればいいのですが、「1日中フォークリフト」しか運転していないんです。
だったら「工場長っていったい何をする人なの?いなくたっていいじゃん、人件費の安いパートさんを使えばいいじゃん」ってことになるんです。
工場長以外の他のまわりの社員は「矛盾」を感じているのに、当の工場長は「おれは管理職なのに現場仕事をやって、本当に大変な時代になったよ」なんて、被害者意識的発言をしてるんです(笑)
しかし、外部から客観的にみている私としては、「おいおい」と思ってしまいます(苦笑)
Aさんの立場で、面と向かってこの矛盾を上に言うと「嫌な社員」になってしまうので、「うちって変な会社だよな」と考えつつも、自分が上に立ったら、ちゃんとマネジメントできる上司になろう、と思って明るく仕事をしてくださいね!
そうでないと、精神的に疲れちゃいますから。
(以下略)
(返信メールの概要 ここまで)
上記で挙げたような「本来業務をしない管理職」「一般社員やアルバイトが実施する仕事しかしないのに忙しいという管理職」がいる職場は、私の経験では、結構多い。
そのような「管理職」の肩を持てば、「管理職としてのあるべき姿」がイメージできず、「有効に機能する管理職になるための教育」を受けてこなかったのに、職場経歴の長さだけで管理職になったタイプの人がこのような「ダメ管理職」になる。
「管理職としてやるべきことがわからないから、慣れていて気が楽な、そして、傍から仕事をしているように見える現場作業のみを積極的に実施する」のだ。
この状況は管理職自身にも問題があるが、その会社の人材育成や管理職の登用方法にも問題があることに気づいてほしいものである。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ231号より)
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