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2011年5月31日付の産経新聞(電子版)に大阪府枚方市の薬局の経営者が「薬事法違反容疑」で書類送検されたことが報じられていた。
2009年6月に薬事法が改正され、薬の通信販売が規制されてから、立件されるのは、全国で初めてのケースらしい。
記事によると、
◇薬事法違反容疑で書類送検されたのは「三牧ファミリー薬局」の薬剤師の社長(55)
◇薬事法では、一般用医薬品を副作用などのリスクが高い順に1~3類に分類している
◇購入者へのリスク情報提供の必要性が高い1、2類は対面販売に限定している
◇社長は、2009年6月以降、薬剤師などによる対面販売が必要な育毛剤やかぜ薬などをネットで販売した
◇平成7年からネット通販で8千品を販売し売上総額は約8億円
◇通販の注文は、育毛剤や妊娠検査薬が多く、客が対面での購入を躊躇するため
◇大阪府が2009年12月と2010年7月に改善命令を出したが、従わなかった
◇2011年4月に大阪府は刑事告発していた
のだという。
この会社では、ネット通販で、
◇服用経験の有無の確認
◇既往症などの確認
をしており、支障がある客は購入できない仕組みにしている。
また、個人的には、この会社の社長が主張するように「一般医薬品は消費者のための薬で、買い方に選択肢があってしかるべきだ」と思う。
話しが若干ずれるが、私自身は、小学校卒業以来、「内科」に行ったことが実はない。
「風邪をひかない」のではなく、ちゃんと(笑)、風邪は季節の変わり目ごとに、たいていひいている。
しかし、病院で待つ時間や待合室の雰囲気が嫌いで「市販薬」を服用してなんとか体調を復活させてきた。
また、普段の体調維持として、胃腸を悪くして体調が悪化することが多いので、「伝統薬」の一種であるオウバクエキスを主成分とした長野県木祖村に本社がある日野製薬の「御嶽日野百草丸」を以前は、通販で購入し、常備薬としてカバンの中に忍ばせていた。
しかし、2009年6月の薬事法の改正で購入できなくなってしまった。
大手製薬メーカーの薬ではないので、市場流通があまりなく、通販が便利であったが、この「悪法?」により、不便になってしまった。
もともと、この薬事法の改正は、禁止薬物の服用による海外のドラッグ購入を防止するためが主な目的で、「通信販売による薬の販売は購入者の健康・安全面で危険性がある」という理屈は、「ついでに理由づけ」したものであると私は思っている。
2011年3月に実施された「規制仕分け」では、「対面販売の方が安全性が高いとする根拠は明らかにならなかった」などと指摘されたそうだ。
この「薬事法違反容疑での立件事件」をきっかけに、世の中の実情に合わせた薬事法の改正がされることに期待したい。
しかし、一度、役所が正当化したルールをゆるめるのは、「減点主義でその後の出世が決まる役人」にとって「万が一の時の責任やリスク」を考えるとなかなか困難な気がする。
つまり、役人の人事評価システムについてもメスを入れなければ、なかなか「役人体質」は変えられない。
こういうことの見直しこそ、政治家の果たすべき役割だと思う。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ231号より)
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