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「今アツい企業に有名人が入社。ガチで仕事させていただきます。」のキャッチフレーズで注目のNHKのテレビ番組「仕事ハッケン伝」。
その第4回(2011年6月2日(木)放送)は、アパレル業界で、歌手の鈴木亜美さんが「ユニクロ」社員として起用されていた。
ご存知の方も多いと思うが、この番組では、「有名企業にタレントさんが7日間入社して責任ある仕事を任される体験番組」である。
現在までの4回を見ていると、収録自体は、3月11日の震災の直前や前後を通して行われていたようで、震災が、この番組で企業体験したタレントさんの仕事に対する考え方に大きな影響を与えていることが分かる。
それにしても、番組を見ていると、NHKも変わった、スゴイな、と思うことがある。
それは、
◇「アツい」「ガチで」など現代人の言葉を普通に使用している点
◇他局に先駆けて実験的な良番組をたくさん企画している点
である。
私が幼少の頃は、かつてNHKの名アナウンサーであった松平定知氏がニュースのスポーツコーナーで「ダントツの首位に立っています」と発言したら、NHKに「正しいきれいな日本語を使うはずのNHKアナウンサーが略語を使ってケシカラン」といった苦情が殺到したという。
そんな時代から考えると隔世の感である。
また、第4回の「仕事体験者」の鈴木亜美さんについても驚いたことがある。
16歳でCDデビューし、周りがお膳立てしてくれる、華やかな世界を歩いてきたから、もっと「精神的にはひ弱な人」「ちゃらちゃらした子」といったイメージが番組を見るまではあった。
しかし、テレビを通じて、鈴木さんは、
◇わかったフリをしない正直な人
◇自分が考えていたことと相手の認識が違うと言うことにすぐに気づく人
(例:CSRに対する鈴木さんのイメージと上司のシェルパさんと柳井社長の認識の違い)
◇自分でものごとを考える力のある人
◇想像していたよりも若い女の子が使用しないことばを使う人
(例:頻度など)
◇企画力がある人
(例:蚊対策の衣服、衛生面問題解決のための長靴)
◇思ったよりも同性に好かれる人
だったので、本当に驚いたし、好感が持てた。
特に「靴」の企画については、よく例え話にされる、アフリカに行った営業マンが、
◇誰も靴を履いていませんでした。靴が売れる見込みはまったくありません
と上司に報告した営業マンと
◆誰も靴を履いていませんでした。だから靴が売れる余地がたくさんあります
と上司に報告した営業マンの話を思い出した。
話しは変わるが、番組でちょこっと登場した柳井社長の話を聞いていると「現在の顧客より、現在顧客になっていない人の方が数百倍も多い。顧客になっていない人のニーズや期待を知ることがビジネスチャンスになる」という考え方は、ドラッカー思考やISO思考での「顧客満足」に対する考え方そのものである。
ボランティアや慈善事業と違うソーシャルビジネス(社会的企業)とは、「社会問題の解決を目的として収益事業に取り組む企業」をさすが、こんなところでも「マネジメントの考え方(マネジメント思考)」が基礎になっていて重要なんだな、と思う。
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