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やっぱり「安い肉にはわけがある」だったようだ。
「焼肉酒家えびすの客4人が死亡した集団食中毒事件」で、「えびす」が「ユッケ肉」を仕入れていた大和屋商店が「肉を偽装」していたらしい。
2011年5月8日付の讀賣新聞(電子版)によると、
◇ユッケ用和牛として卸していた肉に和牛には該当しない交雑種の肉があった
◇この交雑種は「肉牛と乳牛」を掛け合わせたもの
(※和牛は、肉牛の黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種とこれらを交配した牛と定義されている)
だというのだ。
このことは、「えびすが契約していた和牛肉でないことから、契約違反」ではあるが、もちろん、「即食中毒の原因」とはいえない。
しかし、私が5月7日のブログで指摘したように、大和屋商店には、「ミートホープ事件の再来」のような体質があったといえるだろう。
つまり、「他店より安い肉を卸すためには、原材料のコストを“契約無視”、“安全無視”してでも抑える」というアクドイ商法である。
5月7日付の讀賣新聞(電子版)によると、大和屋商店は、
◇「えびす」納入分の肉が、生食用として提供されることを知っていた
◇板橋区保健所には加熱用しか扱っていないと説明していた
◇加熱用の肉と同じ作業場で加工し、まな板や包丁を使い回していた
のだという。
つまり、現時点で、大和屋商店には、
◇食の安全を第一に考えた衛生管理面がずさんだった
◇取引先との契約条件(和牛)を無視した商品を卸す体質だった
といえる。
もちろん、「えびす各店舗」に肉が卸された後の衛生管理も不十分であったのではないか?と言われているが、これらのことを考えると、食中毒の最大の原因は「大和屋商店の業務管理がずさん」といえるだろう。
では、「えびす」がするべきことは何だったのか?である。
私は、
◇大和屋商店から納入された「ユッケ用肉」の定期的な細菌検査の実施
◇大和屋商店の精肉工程の定期的な工場監査の実施
◇大和屋商店から納入された「ユッケ用肉」が契約条件通りか否か定期的な分析
をするべきだったと考える。
フーズフォーラスの石野マネージャーが「大和屋商店から納入された肉を信用して提供していた」と語っていたが、顧客の安全・安心を考えるのなら、上記のようなチェック体制を設けておくべきだったのだと思う。
フーズフォーラスが「実質的にノーチェック」であれば、大和屋商店は、「少しぐらい和牛以外の安い肉が入っていたってバレないだろう」となり、最終的には「加熱用肉と生食用の加工器具を使い回してもいいだろう」という体質になったのではないだろうか。
今回の事件では、「フーズフォーラスが絶対の悪者」と化したような報道や「生肉はアブナイ」という論調の報道が多くされているが、食中毒事件の実態は、「精肉工場のをずさんな業務体質」と「仕入側の管理不足」が一番の原因といえるだろう。
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