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焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件であるが、事件発生から日が増すごとに騒ぎが大きくなっている気がする。
騒ぎが大きくなっている理由について、私は、2つあると思う。
ひとつは、ここ2ヶ月近く、震災関連のニュースが中心だったところに、国民の誰もが身近に感じるわかりやすい「食の安全」に関する事件が発生したこと。
そして、もうひとつは、「焼肉酒家えびす」(フーズフォーラス社)の勘坂康弘社長のキャラクターがメディアにウケてしまったことだろう。
それにしても、報道では、食中毒の原因とされるユッケを客に提供した「焼肉酒家えびす」は、じゃんじゃん実名報道されているが、「えびす」に肉を卸した食肉卸の「大和屋商店」は、なぜ、あまり実名報道されなのだろう?と思う。
報道では、「富山、福井両県警の合同捜査本部が5月6日に、業務上過失致死容疑で、焼肉店を経営するフーズ・フォーラス(金沢市)の本社と、同社に生肉を納入していた食肉卸会社「大和屋商店」(東京都板橋区)など計5ヶ所を家宅捜索した」という。
素人考えではあるが、同じような時期に、複数の店舗でユッケを食べた客が、腸管出血性大腸菌O(オー)111が原因の食中毒が発生したことを考えれば、「店舗そのものの衛生管理がずさん」ということよりも、「店舗に納入される前工程である肉の加工」に食中毒の直接原因があったと考える方が妥当であろう。
話は、若干、横道にそれるが、一般的な「家庭でのユッケの作り方」は、
◇タタキ、牛さし用の鮮度のいい赤身肉を用意する
◇赤身肉を5ミリくらいに押し切りしてスライスする
◇スライスした肉にユッケダレを掛けて揉む
◇生玉子の黄身を肉に乗せる
という感じである。
何が言いたいかと言えば、こうして作られた「ユッケ」は、ミンチ度が粗いので「赤身肉をスライスした」というのが明らかにわかる。
しかし、大量にユッケ肉を加工する場合は、おそらく「ひき肉を作るようなミンチ機」を使用している。
ウェブサイトで「焼肉酒家えびす」の「ユッケ画像」を見たが、ユッケ肉のミンチ度が細かい。
私の大胆予想としては、「えびす」は食肉卸の大和屋商店から「500~600グラム」の「ユッケ用の肉」として加工されたものを仕入、おそらく「店舗ではユッケダレを加えて盛り付けをして提供」していると思う。
したがって、食肉加工段階で「赤身肉のみがミンチにされてユッケ用として出荷された」わけではなく、「赤身肉に内蔵系肉が故意か過失かは不明であるが混入でミンチされユッケ用として出荷された」のではないかと思うのだ。
まさか「ミートホープ事件」の再来とは思いたくないが、腸管出血性大腸菌O(オー)111が不着した部位が精肉段階で混入した可能性を疑った方がいい。
死亡に至った4人がユッケを食べた日は、「福井渕店では4月17日」、「砺波店では4月21、23日」だと言われているから、その日のユッケ肉を調べると、実態が分かるのである。
ただ、「えびす」のマニュアルではユッケ肉は「D2」(納入から2日以内が消費期限)らしいから、仮に余ったとしても、廃棄されているから、確認は難しいかもしれない。
また、「騒ぎが大きくなっているもうひとつの要因」である勘坂康弘社長であるが、「緊急時の説明」が下手だと思う。
もちろん、この常人じゃない「厚く、テンションが高い」人だから、勢いに乗って経営が成功した「成功者」なんだろううけれど、謝罪会見を見ている限り、「東横インの西田元社長」や「コムスンの折口元会長」と重なる。
このタイプの社長さんは、「感情の高ぶりで思ったことを口走ってしまうから誤解を招くような発言」もしてしまう。
勘坂社長の肩を持てば、「開き直っている」訳じゃないと思うけど、「生食用以外を販売したら即逮捕するような法律に変えてくれ」は、「真意を誤解」されかねる言い方だ。
自分たちで、衛生基準をちゃんと決めて管理する「食のプロ」であるべきなのに「卸売業者がユッケ用に食べても大丈夫っていった」、「法律では禁止されていない」という発言は、「記者の誘導尋問」に、まんまとはまっちゃったわけであるが、傍目には、子供の言い訳にしかみえない。
「組織が危機に陥った時」は、経営者は、「これまで成功してきたキャラクター」が逆にあだとなり、マスメディアの餌食になる。
もちろん、私たちも、テレビや新聞で流れる情報を「そのまま受けとめる」のではなく、「あっ、記者に誘導されたな」「記者がしかけた喧嘩を買っちゃったな」という見方もするべきだろう。
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