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北海道の定山渓温泉や洞爺湖温泉、阿寒湖温泉や宮城県の秋保温泉などで温泉観光ホテルを中心に全国で14のホテルを展開する「カラカミ観光」という会社がある。

ちなみに、カラカミ観光は、1995年にJASDAQに店頭登録している企業である。


そのカラカミ観光が、風評被害で観光客減少が減少し、洞爺湖と阿寒湖のホテルを、1年間をめどに休館すると言う。

今回、カラカミ観光が「休館」を発表したホテルは、

◇洞爺湖パークホテル天翔(客室数280室):5月~休館

◇ホテルエメラルド(阿寒湖町 客室数206室):7月~休館

である。


カラカミ観光の、洞爺湖と阿寒湖のホテルは「大型ホテルの2館体制」で業績を上げてきた。

この戦略は、「特定の地域に集中して出店し、知名度を上げ、業務効率を向上させたりすることで、同業他社よりも優位に立つことをねらう事業戦略」である、いわゆる「ドミナント戦略」の一種と見ることができるだろう。

主要温泉で相当の需要が見込める時は、この方式は経営効率が良い。

しかし、需要が見込めなくなった時は、事業が特定地域に集中していて、リスクを分散していないから、一気に経営に影響が出る。


マスメディアの報道では、「2館の正社員約30人は道外を含め配置転換するが、パート約100人の雇用は今後検討する」というカラカミ観光の方針が報道されていたが、実態として、パートさんの雇用継続は難しいのではないだろうか。


それにしても、北海道の観光産業はここ数年、中国人観光客に頼りっぱなしだった。

ある調査では、「北海道は行ってみたい観光地ランキングの上位に入るが、もう一度行ってみたい観光地ランキングでは、上位に入っていない」という話を聞いたことがある。

つまり、例えれば、ディズニーランドのような圧倒的なリピート率が北海道の観光地にはないのだ。


今回の震災を通じて、北海道観光のボロが出てしまったといえるのかもしれない。

北海道の観光は、中国で北海道を舞台にした映画の影響や中国経済が成長して豊かになったこともあり、中国人観光客で数字的には潤っていた。

しかし、実際には、

「中国人の北海道ブームに支えられていた」

ことが「なんとか数字を維持していた要因で、根本的な問題はリピーター対策が弱いこと」といえるのかもしれない。

「何度も足を運びたくなるためには何が必要か?」を観光庁だけでなく、北海道全体で考え直さなければ、今回の震災が無くても「いつかはそうなった」のだろう。


話題は変わるが、中国の話題で、仕事仲間から聞いた話がある。

ひとつは、2010年のノーベル平和賞を、 中国人の民主活動家の劉暁波氏が受賞したが、このことをきっかけに、ノールウェーに本社を持つ第三者認証機関の活動が著しく制約されたという。

もうひとつの話題は、震災後に中国に鉄くずを輸出していた業者が、放射線測定検査を要求され、要求を満たさないと「中身はここに捨てていけ」(要は金を払わずに鉄くずを手に入れる追い剥ぎ状態)と言われ閉口したという。

これらの話を聞く限り、中国とのビジネスはリスクが多いといえるのかもしれない。


共産党の独裁政権を維持するため何、中国国民が不満を抱けば、その不満のはけ口は日本など外に向けてそらし、国内に共産党の受け皿となる対抗勢力を作らせない国を上げての政策や教育体制の国との付き合いは、リスクがあってなかなか難しく、手ごわいよな、と思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ226号より)


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