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先日、財団法人札幌市防災協会が主催する「普通救急救命講習」を受講してきました。

きっかけは、ありきたりですが、20113月に発生した「東北地方太平洋沖地震」だ。

連日、ニュースで「震災」について報道されるたびに、いろいろ考えさせられることが多い。

その「考えさせられたこと」のひとつに「災害時の救急救命」があったのだ。



私は、仕事柄、日常的に、組織マネジメントとひとつとして「緊急事態の想定」や「想定した事態に対する手順とその訓練」、「手順の妥当性チェック」の必要性などを語っている立場である。

しかし、「いざ、そういった事態が発生したら、きっと何もできなくて、逆に足手まといにいんだろうな」と想像してしまった。



そんな風に考えていたら、急に「救急救命講習」を受講してみたくなった。

さっそく調べてみると、札幌では、「札幌市在住者および札幌市内の企業に勤務する人」を対象として、財団法人札幌市防災協会が、毎月「9」の付く日に講習会を「無料」で実施していることがわかった。

防災協会のウェブサイトには、講習内容が載っていて「胸骨圧迫や人工呼吸の方法、AEDの使用方法と交通事故などで出血している方に対する止血方法を習得できる」とある。



開催日の10日ほど前に申し込みをすると、「講習料が無料」のためか、「新年度」だからなのか、「震災の影響なのか」はわからないが、平日にもかかわらず、申込者がたくさんいるという。

実際、講習会場に行ってみると、その日の受講者は40人強いて、5つのグループに班分けされていた。

周りの人と雑談していると、「会社からの指示で受講した人」「介護施設に勤務していて受講した人」「大学のスポーツ系サークルに所属していて受講した人」などがいた。

また、救急救命講習は「初受講」という人は少なく、「毎年受講しています」という方や「56年に1回は受講しています」という人もいた。



私はといえば、「約22年ぶり」の受講である。

20年前は、大学の部活(スポーツ系クラブ)の責任者をしており、学校の指示で「責任者は救急救命講習を受講すること」という指示があり、受講した。

記憶が定かではないが、確か、人工呼吸と胸骨圧迫(当時は心臓マッサージと呼んでいた)を練習用の人体模型で実施すると、人工呼吸のやり方が悪いと「ランプが点滅しない」お人形さんだった気がする。



今回の受講では、1時間ごとに講習が区切られていて、

1時間目」

◇止血方法

◇喉にものが詰まった時の手当

(腹部突き上げ法(ハイムリック法)、背部叩打法)

◇回復体位

2時間目」

◇人工呼吸

◇胸骨圧迫

(※2時間目は、心肺蘇生に至るまで全般)

3時間目」

AED(自動体外式除細動器)の使用方法

◇倒れている人を発見してから救急隊が到着するまでの模擬訓練

(周りの人と協力して心肺蘇生とAEDを実施)

という内容であった。



それから、講師の先生曰く、救助者に対する個別の法律はないが、民法や刑法で救助者は、保護されているという。

つまり、「倒れている人を見かけたら、積極的に助けてください」だそうだ。

「救命処置方法が悪くて後で遺族に訴えられないだろうか?」

といった「躊躇」が、救える命のムダにしてしまう一番の原因らしい。

(※明らかに悪意を持った救助以外、救助者が罪を問われたケースは過去にないという)



受講して気づいたことは、

◇講師の先生がするのを見ているのと、実際にやってみるのでは勝手がまるで違う

◇たまに、再受講しなければ、忘れてしまう

◇止血法や心肺蘇生法、AEDについては、ある程度、理屈を理解していないと必要な動作をやり忘れてしまう

ということだ。

機会をつくって、また、いつか、再受講しなければ、と思う。

救急救命に限らず、仕事でも「非日常的な行為」は、定期的に「そのやり方を再確認」する必要があるな、と実感した次第である。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ225号より)



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