【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html



(その1からのつづき)

齋藤投手は、流行語にもなった「持っている」という言葉を使うが、おそらく本人も「こうした自分の恵まれた境遇」を『持っている』と自覚していた上での発言だろう。

「ダルビッシュ投手」のように「類まれな肉体と才能」があれば、「身体的実力」中心で、のし上ることができると思うが、「斉藤投手」のようなタイプは、「身体的実力と人気」で、現在の立場を得ることができる。



世界は違うが、ゴルフの石川遼選手も、上記に例えれば「ダルビッシュタイプと言うより齋藤タイプ」の選手だ。

「人気」がでれば、それに乗じることでメリットが出る人々がいろいろなお膳立てをする。

したがって、実力が当初は伴わなくても、本来であれば、一流の結果を残さねば経験できないような、色々な体験を積むことができる。

石川遼選手も、今でこそ、人気だけでなく、実力も伴った一流選手となったが、「実力が2流」の時代でも「絶大な人気」があったから、スポンサー推薦とか、主催者推薦で、本来なら出場資格がないような試合にバンバン出場できたわけだ。



話を齋藤投手の初先発に戻せば、「身体的能力」だけなら、影が薄くなってしまったが、「同級生対決」となったロッテの「八重山商工出身の大嶺祐太投手」の方が、スピード、球のキレは数段上だった。

しかし、コントロールに難があるから、四球を連発して、新外国人選手のホフパワー選手に「四球で満塁後の初球」を見事に狙われ、打ち返されてグランドスラムとなり、自滅してしまった。

ヒットは大して打たれていないのに、「野球の基本」にウルサイ西村監督が、2回途中でさっさと大嶺投手を諦めたのは、「四球で自滅」したからである。

それにしても、沖縄出身の投手は、身体的能力は、古くは、巨人の赤嶺賢勇投手、阪神の仲田幸司投手、中日の上原晃投手、最近では、ソフトバンクの新垣渚投手と「速球派」がたくさんいるが、「コントロールの悪さで自滅する」タイプが極めて多い。

コントロールが良かったのは、広島、阪神で活躍し、通算119勝を上げた安仁屋宗八投手ぐらいではないだろうか。



あと、齋藤投手の「スゴイ」ところは、野球解説者の江川卓氏によると「状況判断力」らしい。

自らが出演する日テレ系スポーツ情報番組のゴーイングでは「6-4=0」と考えるか、「6-4=1」と考えるか、の例え話をされていた。

つまり、並みの投手は「2点差=1点も許してはいけない」となるが、齋藤投手は「2点差=1点は許してもいい」という考え方をする投手だと言うのだ。

この考え方ができるようになったのは、大舞台の経験が豊富な齋藤投手だから会得できた「投球術」であろう。



そうなると、問題は、監督やピッチングコーチなど首脳陣の起用方法がポイントとなる。

高校、大学では、「ひと試合を全体で捉えて勝利につながる投球」ができた。

しかし、プロでは「100球の壁」「1点差や同点試合の壁」がある。

この点も頭に入れて齋藤投手は投げなければ、「投手交代」させられてしまう。



いろいろと、素人評論してみたが、

「コントロールで自滅しない」

「状況判断ができる」

「絶大な人気がある」

という『力量を兼ね備えている』限り(つまりは、これが斉藤投手が「持っている」もの)、斉藤投手の、今シーズンの2桁勝利は、まず間違いないだろう。


【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html

(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html