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2011年4月10日に統一地方選挙の前半戦が各地で行われていた。
主な結果は、都知事選は、「3回目の後だしジャンケン」で石原慎太郎知事が4選を果たし、北海道知事選は、自民党・公明党が推す高橋はるみ知事が3選を果たした。
また、政令指定都市の札幌市では、現職市長の上田文雄氏が3選を果たした。
ざっくり感想としては、
◇現職が相変わらず強かった
◇民主党系議員は思ったほど議席を減らさなかった
◇知事選、市長選、道府議会選、市議選が同時に開催されると候補者がどの選挙に立候補している人なのか、わかりづらい
◇ニュースは震災中心で、選挙戦の様子について報道が少なく盛り上がりに欠けた
◇震災後の選挙で、各候補とも「防災」を政策に掲げていた
◇市民、道府県民は、思ったより政党を意識して投票していない
と感じた。
今回の統一地方選は、ニュースでもあまり取り上げられなかったし、2大政党である「民主党」系、「自民党」系の候補者の政策も「市民自治」「防災都市づくり」を中心に掲げ、まったく争点がないと言ってもいい状態だった。
「民主党大惨敗」と伝えるメディアもあるが、4つの選挙が同時に開催された結果を見れば、例えば、知事は自民党系、市長は民主党系、道府議会議員と市議会議員は、民主、自民とも議席を減らす痛み分け、という地区は結構多い。
世間の関心は、東北地方太平洋沖地震に集まり、候補者の明確な主義主張を識別して、自分が推す政策を選定した有権者は、多くないと思う。
要は、民主党も自民党も、政党として支持されたわけではなく、「イケ面だから・・・」「学歴と業務経歴が立派だから・・・」「しっかりしたキャリアウーマンぽいから・・・」「若い候補者だから・・・」という雰囲気で選んだ有権者が多かったと思う。
そういえば、千葉県議選では、定数6の市川市選挙区にプリティ長嶋氏が立候補して13,443票を獲得し、12人中3位となり当選した。
「プリティ長嶋氏」といえば、ミスタープロ野球こと長嶋茂雄氏のモノマネで一世風靡したが、経歴はお堅く、「元千葉県水道局勤務の公務員」で「統一地方選まで市川市議会議員」だった。
プリティ長嶋氏は、選挙戦では「防災士を増やしたい」と訴えていたという。
先にも述べたが、今回の選挙では「防災」「市民自治」を訴える候補者が多かったし、有権者の関心も、「安心して住める街づくり」だった気がする。
だから、後だしジャンケンの石原都知事には、大きな追い風が吹いた。
渡辺美樹氏や東国原英夫氏といった「改革派」では、「世の中がさらに混乱する」と「安定・保守的思考」に走った人が多かったのも、両候補の得票が伸びなかった理由だろう。
しかし、そのことで、築地や新銀行、オリンピック誘致などの政策について総括が記憶から薄れていたとしたら、それも「反省」という見地からはよくない。
また、「市民自治」の思想は、「市民の市民による市民のための政治」という「地方自治」の原点的発想で、素晴らしいと思う。
しかし、なんでも「みんなでつくる街づくり」になると、おそらく経済的には、発展しない。
極端に具体例を挙げれば、例えば、「街中にある公園」を「市民の手で作ろう」となったとする。
市民が手を取り合って、市民が使う公園造りに励む姿は「美しい」だろう。
だが、「造園土木業者」は、困窮する。
もちろん、ムダや非効率な予算は削り「お金の使い方」を見直すことは大賛成だ。
しかし、「なんでも市民の手作りで」の発想は、その地域の経済規模を縮小させていくだけである。
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