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私の仕事柄、雑誌や講演会の「原稿依頼」を受ける機会が多い。
「原稿」の「商品特性」として、「依頼者の要求に満足した商品(原稿や講演内容)をお届けできているかどうか」の判断が「依頼者」および「受託者」の双方で「判断基準が定性的なものになりやすく難しい」という特徴がある。
「判断基準が定性的」に、なぜなってしまうかと言うと、多くの場合は「依頼者の要求があいまい」だからである。
「原稿」を「依頼(発注)」してくる方は、
◇私の著作を書籍や専門雑誌、ブログ、メルマガで読んだことがある
◇私が講演した講演会をどこかで見たことがある
◇私のことを誰かから紹介された
◇ウェブサイトを見て依頼した
といった属性で私のところに依頼が舞い込む。
問い合わせ方法は、「メール」が圧倒的多数で、正確な統計は取っていないが、感覚的には「9割以上」はメール経由である。
依頼内容としては、たとえば、講演会であれば、
事例:
「業務改善について概要とそのポイントを60分で説明してくれませんか? 予算は、○○円なんですが、よろしいですか?」
というような、簡単な内容での依頼である。
こちらとしては、「想定される講演会対象者、想定人数」などを確認して、講演会の原稿作成に入る。
そして、指定の期日までに講演会のレジメを送付し、当日、会場で用意していただくものなどを伝える。
そして、当日、会場にお邪魔して、「まくら的話題をしゃべりつつ会場の雰囲気をチェック」して「用意した原稿にアドリブ」を加えて所定の時間をしゃべくりまくって、終了!だ。
たいていは、このパターンで「任務完了」となる。
しかし、レアケースとして、「レジメを送った後」に「追加業務」が生じることがある。
要は、その講演会開催を承認した人(主催団体のトップ)から「ちゃちゃ」が入るケースである。
もちろん、冒頭でも述べたように「原稿の特徴」として「依頼者の要求を満たしているかどうかの判断が難しい」という特性がある。
だから、講演前に講演会を受けた受託者に対して「ちゃちゃ」を入れるのは理解できる。
ただ、「そもそもの依頼内容が曖昧」なのだから、「依頼に対してまったく的外れな講演内容のレジメ」でない限り、「一方的なちゃちゃ」を入れるのはルール違反だと思う。
仮に「ちゃちゃ」を入れるのであれば、原稿依頼時の内容として、
◇講演会を実施する目的、狙いを明確にする
◇具体的に話して欲しい事項を明確にする
◇レジメ提出後に来社しての打合せの時間が発生する旨を明確にする
◇打合せ内容によっては、大幅な原稿の修正があることを明確にする
ことを含めてメール等で依頼するべきだ。
(逆にいえば、受ける側の確認すべき事項でもある)
このように依頼されていたら、「ちゃちゃ」はある程度、業務工数として織り込み済みだから、文句はない。
少し前のことであるが、「リスクマネジメントについて講演をお願いしたい」という依頼があった。
日程的に余裕もあったので、気合を入れてレジメを作って、かなり期日より早く送った。
すると、矢のように「出入りの業者を呼びつけるかのような来社要請」があり「初対面の講演会主催者(組織のトップ)」から、きつい口調で、お小言を言われた。
「うちの社員には難しすぎる。もっと簡単に!」と。
レジメの内容的には、かなり初歩レベルで、これ以上初歩的内容にすれば、受講者に「曲解される」恐れが出る。
しかも、「リスクマネジメントの入門編」として、同様の講演を何度も行ったことがあり、その都度、評判も悪くなく、実績のある講演内容だ。
だから、心の中では「“うちの社員”といわれますが、“社長さんが”ではないですか?」と言いたかった。“
しかし、ぐっと堪えて、「仰せのご意向を考慮して修正します」と伝えた。
直接、私にコンタクトしてきた事務局の方は、温厚な方で、トップの傍らにいらっしゃったが、トップの前では、委縮して何も言えなさそうだったから、私をフォローしてもらうことは期待できなかった。
反省としては、
◇事前に送付するレジメは「項目」あるいは「レジメのさらに概要」にすべきだった
◇事前打合せと修正を見込んだ見積とすべきだった
と思う。
ビジネスとして、「レジメの全容」を事前に送付し、依頼者に確認をしていただくのは筋であるが、相手先が「一言一句をチェックするタイプ」だと、「ちゃちゃ」はキリがなくなる。
例えて言えば、変な話、「音楽や映画のDVDを全て視聴者に視聴させてからDVDを売る」ことなどない。
「原稿」とは、それと同じで、ある程度、こちらを信用して負託していただいている相手でなければ、「原稿依頼」という業務は受けられないものなのだろう。
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