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静岡市清水区袖師で「清水港海づり公園」として利用されている「メガフロート」(大型浮体式海洋構造物)が、東京電力福島第1原子力発電所の原発事故で発生した放射能汚染水の一時貯水先として利用されると言う。


このニュースを聞いた時は、メガフロートを保有する静岡市は東京電力に貸し出しをして、最終的には、返却されるのかと思ったが、中に詰めるものが「放射性物質で汚染された水」だけに、「静岡市から東京電力に売却(譲渡)」ということになるという。

日本だけの問題ではなくなってきた「原子力発電所の事故による放射性物質拡散問題」だから、まさに緊急事態であり、仕方がないことであるが、41日から「清水港での海釣り」が解禁となり、2003年以降、この公園での「海釣り」を楽しみにしていた人にとっては「メガフロートとの別れを惜しむ暇もない」突然の「船出」だったことだろう。


静岡市清水区の清水港江尻埠頭沖30mに係留されているメガフロートは、鋼鉄製で長さ136メートル、幅46メートル、高さ3メートルあり、内部の空洞は約18000トン分の容積があり、約1万トンの水を入れても沈まないという。

しかし、原子炉を冷やすために投じられた水の量は、1万トンどころではないだろうから、清水港のメガフロートだけでは、とても足りないだろう。


ニュースでは「日本には他に3隻ある」と報じられていた。

どこにあるのだろう?と思って、調べてみたが、よくわからない。

財団法人日本造船技術センターのウェブサイトの情報だと、清水港のメガフロートの他に、「実績」として、清水港以外に、

◇メガフロート情報基地(神奈川県横須賀市)(L200m B100m D2m

◇ワールドカップメガパーク(横浜市)(L200m B100m D2m

◇マリンパークくまの灘(三重県南勢町)(L120m B60m D3m

◇うずしおメガフロート南淡(兵庫県南淡町)(L101m B60m D3m

◇フェリー桟橋(島根県西郷港)(L143m B20m D3m

の5つある。

素人考えでは、距離的かつ現状の活用状況から、「フェリー桟橋」の汚水貯水槽としての活用は難しいかもしれないが、その他の4地域は、清水港のメガフロート同様、メガフロート内部の隔壁に、汚水注水の利便性と浮体のバランス性のために穴をあける改造をすれば、すぐに利用できるのではないだろうか。


とにかく、現在は、汚染濃度の低い影響が少ない汚水を海洋に放出しているが、高濃度の汚水流出は絶対に避けなければならない。

しかし、仮にメガフロートを使用した貯水に成功しても、その汚水処理問題には何年もの歳月を要することになるから、日本が負った課題解決への道は長い。


せっかくなので、メガフロートについて調べてみると、メガフロートには、

「耐震性に優れている」「工期が短い」「環境影響が少ない」「拡張工事が容易」など、なかなかの『優れ物』のようだ。

ただ、メガフロートは、「自行式」ではないが「船」の分野になるらしく、空港滑走路や軍事施設などへの利用となると、「技術的にはほぼ確立」していても、「海洋土木業界」と「造船業界」の政官財の綱引きとなるようで、そうなると「造船業界」の方が、分が悪いらしい。


日本人の多くの感情としては、「政治はナチス」や「ソビエト共産党」、「大政翼賛会」などのような「独裁政治は絶対にダメ!」という発想がある。

小泉政権下の「郵政解散」により自民党議員が大多数を占め、強行採決を繰り返した反動で、民主党が2009年の夏に政権を奪取した訳である。

しかし、日米安保問題や領土問題、今回の東北地方太平洋沖地震による災害や経済に与える影響といった「非常事態にあるニッポン」においては、「長きに亘る議論や検討を重ねて続けて政策を練る」ことよりも「大連立政権で即決即断」することも「あり」なのかな、と思う。



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