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東北地方太平洋沖地震に伴う「節電」や「放射能」に、私たち国民が過剰に反応し過ぎるのは社会的混乱を逆に招いて良くない。
例えば、3月19日の毎日新聞の報道だと「北九州⇔羽田便」を運行するスターフライヤーのアメリカ人とロシア人のパイロットが原発事故を理由に乗務を拒否し、今月末まで1日11往復ある北九州⇔羽田便を1往復欠航すると言う。
現状、観測されている放射線量は、パイロットが1年間に浴びる放射線量と比較して大した量ではない。
また、北九州⇔羽田便は福島上空を航路にしているわけでもなく、羽田と福島は、アメリカの避難基準の80キロを大幅に超えている。
また、ロシア極東の税関当局は、16日から、日本からの輸入品や渡航者に対する放射能検査を強化したというし、お隣の韓国では、17日から仁川空港で、日本からの渡航者に対して放射能検査を開始したという。
しかし、スターフライヤーの外国人乗務員の認識も、ロシア税関や仁川空港の対応も、まったくナンセンスな話だ。
だいたい、地震後から、交通網が遮断され、福島近辺の農産物など生産物が輸出されるはずもなく、また、避難勧告が出ているから、一般人は原発近辺に近寄れないし、原発現場で業務遂行をしている人が、渡航している事実もない。
正しく、現状を認識しないと、「差別」が広がり、「混乱」の元になるだけだ。
しかし、プロ野球のセントラル・リーグが公式戦を3月25日の開幕を延期せず、ナイターを含め予定通り実施すると決めたことについては、「あまりにも現状認識が希薄かつ不見識で、国民感情をないがしろにしている」と思う。
マスメディアの報道を見ていると、このセントラル・リーグの「3月25日強行開幕」は、讀賣巨人軍が主導しているらしい。
現に、デイリースポーツの報道だと、3月16日に都内のホテルで開催された「読売巨人軍を支援する財界人の集まり」である「燦燦会」で読売巨人軍の渡辺恒雄球団会長が「明るい活力を持って、国民の大衆に見せることができるのはプロ野球選手」、「開幕を延期しろとか、プロ野球をしばらくやめろとか俗説がありましたが、大戦争(太平洋戦争)のあと、3カ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました。フェアプレー、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」と力説したという。
また、渡辺球団会長の「イエスマン」&「腰巾着幹部」の滝鼻オーナーは「放射能が飛んでくると言っていたが、あれが野球ができない数値なのか。もっと科学的に考えたほうがいい」と発言し、清武球団代表も「条件が許せば25日にやりましょうということ」と強調したという。
ざっくり「読売ジャイアンツのお偉方の意見」をまとめれば、
「渡辺会長」⇒戦後3ヶ月でプロ野球は復活した。プロ野球を見れば人々の活力が高まり、生産力が上がる
「滝鼻オーナー」⇒放射能(正確には放射性物質である)は、大した量でなく、人体に影響を与えるものではないから野球はできる
「清武球団代表」⇒条件が許せば予定通り開催
と言っているのだ。
読売ジャイアンツの「お偉方」に、お言葉を返すようですが、彼らは、現状を正しく認識していない。
確かに、渡辺会長の言われるように、戦後、プロ野球は3ヶ月で復活し、「大下弘の青バット・川上哲治の赤バット・藤村富美男の物干し竿」は、国民の人気を博し、確かに活力を与えた。
しかし、当時の野球は、デーゲームである。
ナイターあるいは、東京ドームで試合を開催すれば、その電力量は、一説には、5000世帯分の電力を消費しているという。
また、計画停電中であり、ナイターの場合、試合が長引くと帰宅できない人も発生する。
さらに、気象庁によれば、3月中は、関東では、震度5~6クラスの余震の発生確率も高い。
したがって、そこそこ大規模の地震が発生した場合、さらなる災害とつながる。
仮に、3月25日に、強行開催するとしたら、セ・リーグの3試合をすべて、東京電力管内から除外し、ナゴヤ、甲子園、広島球場で開催し、パシフィック・リーグと同じように4月12日まで、東京、神宮、横浜球場での開催は取りやめるべきである。
こんな認識だから、プロ野球人気(特に巨人)は、徐々に落ちていくんだよ!・・・と思う。
どんだけ、読売グループは「金の亡者」なんだ、と多くの国民は感じるだろう。
また、組織として、読売グループは、渡辺会長の「恫喝」や「ポストから外される」といった「パワハラ」が怖くて、ビクビクした心情で仕事をし、イエスマン蔓延の組織になり下がっているのではないかと思う。
セ・リーグ選手会長の阪神タイガースの新井貴浩選手が「東日本で国民な節電運動が行われている電力事情であるこの時期にナイター試合を開催することに大きな疑問を感じる」と声明を発表した。
選手会の考え方の方がよっぽど、国民感情を理解していると思う。
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