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2011年2月25、26日に京都大学で実施された入学試験において、試験時間中に、インターネットの掲示板に正解を求める書き込みとそれに対する回答があったことがニュースで報道されていた。
京都大学によると、
◇投稿があったのは不特定多数に質問ができるネット掲示板「ヤフー知恵袋」
◇投稿されたのは、
1)2月25日午後1時37分から同2時11分までの間に数学の設問6問すべて
2)2月26日午前9時37分から同45分までの間に英語の設問2問
についてで、「解答だけでなく途中の計算もお願いします」「次の文を英訳してください」などの文言とともに投稿された
◇投稿者のハンドルネームは、いずれも「aicezuki」という同一のものだった
これを受けて、各大学は調査に乗り出し、早稲田大学、立教大学、同志社大学の入試でもインターネットの掲示板への書き込みあったらしいことも報道されている。
京都大学の場合は、
◇携帯電話の持ち込みは禁止していない
◇試験中は電源を切ってカバンに入れるよう指示
◇試験中に携帯電話を使用した場合は、不正行為とみなす
◇試験会場には最低2人の監視員を配置している
というから、試験会場で、携帯電話を使って、数学の問題や英語の問題をヤフー知恵袋に投稿するのは困難であろう。
つまり、「試験会場ではカメラ付携帯で試験問題を撮影」⇒「試験問題が撮影された写真を携帯メールで仲間に送付しヤフー知恵袋に書き込み」ということが想定される。
そう考えると、「試験会場」と「試験会場外」に、このヤフー知恵袋への投稿に関与した人がいることになり、複数犯ということになる。
ただ、もし、このような方法を取るのであれば、「試験問題を解く実力を持った人を探し、直接メールで解答を試験会場にいる人に教えれば済む」はずである。
ヤフー知恵袋と言う掲示板を使用した理由としては、
◇仲間内には、問題を解く実力者がいないので、広く世間に公募して、回答を得た
ということが考えられるが、それでは、このような問題は、後々、すぐに発覚すると思う。
したがって、「ある受験者に解答を教えるため」だけだとしたら、ヤフー知恵袋は使用せずに、直接的にメールで解答を送付するだろう。
だから、私は「ヤフー知恵袋に解答を書き込むぞ」という予告が事前に掲示板などであった気がする。
つまり、その「予告」を知っていた人は、ヤフー知恵袋にアクセスして、解答を得ていたのだと思う。
だから、意外と、試験中に、ヤフー知恵袋にアクセスし、解答を入手した人は多いのではないだろうか。
ただ、今回は、「ヤフー知恵袋」という掲示板だから、問題がすぐに発覚したが、「携帯電話などを利用して外部協力者を絡ませた不正」は、まだまだたくさんあるのではないだろうか?
小説家の筒井康隆氏の作品(確か、「俗物図鑑」)で、「無線で外部に試験問題を伝達する手法」「マイクロフィルムにアンチョコを忍ばせて、虫眼鏡に改造した眼鏡を使ってカンニングする手法」などが30年近く前の作品で紹介されている。
監視員がいても、今回のように、試験問題が掲示板に投稿されるぐらいだから、監視員の死角は必ずあって、そのすきを狙って、携帯による試験問題の撮影、無線の利用などはできそうだ。
意外と、今回の「試験中の不正」は、実は、氷山の一角なのかもしれない。
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