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大相撲の野球賭博事件を調査していた警視庁が、押収した携帯電話から、大相撲の八百長疑惑が発覚した。

本来、刑事事件の捜査で知り得た情報なので、警視庁もその扱いに困ったようであるが、「日本相撲協会の公益性」を考慮して文部科学省に、携帯電話の解析から得られた結果を報告したのだと言う。


大相撲の八百長疑惑については、私が小学校から帰宅して、テレビにかじり付いて大相撲中継を見ていた大昔からささやかれていた。

大相撲関係者が、直接、世の中でささやかれていた「八百長」に対して、「クロ」を語ったのは、2000年に「元小結板井」の板井圭介氏が外国人特派員協会で講演したした際に「自分も星を40万円で売った」と公表したことが最初であろう。


また、記憶に新しい話題としては、20071月から週刊現代が、ノンフィクションライターの武田頼政氏の取材に基づく「大相撲の八百長」について、連続記事を掲載した。

さらに、最近の話題では、横綱白鵬の前の親方である熊谷親ケ方(前宮城の親方=元十両金親)が愛人相手にしゃべった八百長の手口や謝礼金の受け取り内容についての録音データが公開され、裁判沙汰になった。


しかし、このケースも熊ケ谷親方は、意識がもうろうとしていたことを理由に録音されていた事実を否定し、「八百長の事実」を裏付けるデータも出てこなかったため、結局、「八百長疑惑」はうやむやのまま終わった。


だが、今回は「携帯メール」という動かぬ証拠なので、さすがに日本相撲協会も文部科学省に出向き謝罪するしかなかったのだ。

野球賭博事件で大相撲関係者(家族を含む)容疑者が逮捕されたことで、容疑を固めるために「家宅捜査」が入り、「八百長を裏付ける動かぬ証拠」という「野球賭博という刑事事件」からみれば「副産物」が出てきたわけであるが、社会に与える衝撃は「八百長問題」の方がはかり知れないほど大きい。

仮に、例えば、63連勝した横綱白鵬の取組にも八百長を疑われる事実が出てきたとしたら、「相撲協会解散」という事態に発展してもおかしくない。

したがって、警察も社会的な影響を考えて、おそらく、幕内、しかも、三役以上、あるいは著名な力士の「八百長疑惑」が出てきても、適当なところで折り合いをつけて幕引きをはかるのではないだろうか。


それにしても、板井氏の告発、週刊現代の告発など「八百長疑惑」がささやかれるたびに、相撲協会は「完全否定」、あるいは「裁判まで起こして潔白を証明」しようとしてきた。

しかし、今となって考えると、すべて虚しいいいわけだったのだ。

私は、個人的には、現在の理事長である放駒親方が「大関魁傑」として活躍していた現役時代が好きだった。

特に、大関昇進後、2場所連続で負け越し、完全に大関を陥落しても、その後、平幕優勝して大関に返り咲いたのは感動ものだった。

けれども、当初の会見で、放駒理事長は「八百長の確証は得られなかった」と、まだ否定的な言葉を述べていた。

これには、がっかりだ。


ここ数年を振り返ると、力士暴行事件の際には北の湖理事長が、野球賭博事件の際には元横綱三重ノ海の武蔵川理事長が辞任することとなったが、結局、膿を出し切れなかった。

「膿を出し切れなかった」原因は、部屋制度や年寄名跡など相撲協会の古くからの伝統もあると思うが、結局のところ、現在の協会役員を含め、現役力士以外の協会職員全員が、なんらかの「脛に傷」があるからこそ、大胆な改革が行えなかったのではないだろうか。


このような協会の現状であるが、「日本相撲協会再生の道はあるのか?」といえば、私は、中途半端な組織改革や制度改革を行ったところで、結果的には「何も変わらない」と思う。

つまり、それで良かったのか否かは別にしてそれが当たり前だった古くからの慣習として、「多少なりとも脛に傷を持つ協会幹部」が自ら改革を実行できるわけがない。

公益法人に絡む法律問題があるから、難しい面もあるが、やるべきことを列記すれば、

◇現在の協会は解散

◇現在の協会財産と国技館は文部科学省が一時的に預かる

◇現在の協会財産を財源に「新生日本相撲協会」を財団法人として立ち上げる

◇「相撲部屋」は「株式会社」として「力士所属組織」とし、独立採算制を取る

◇「親方」は協会職員から切り離し、「力士所属組織の指導者」という位置付けにする

◇協会から「相撲部屋」への支給金は、所属力士数とその番付によって配分を決める

◇「相撲部屋」の設置基準を設け、「相撲協会が参加可否」を活動実績に応じて判定する

(プロボクシングのようなライセンス式で与えられるジムをイメージ)

◇「行事や呼び出し、その他スタッフ」は、協会職員とする

などである。


そもそも、賭博や八百長を生む体質(原因)は「十両と幕下での給与格差」「莫大な資金が必要な年寄名跡を得るために番付に固執する必要性」があるからだ。

したがって、上記に挙げたような組織・制度改革ができなければ、「スポーツ団体」として、公益法人の認可を与えるのは適当でないし、組織としての健全化もないだろう。

もし、「スポーツ団体」という位置付けを捨てて「伝統芸能」として生き残るのであれば、相撲博物館を中心とした事業活動とし、その一部の見世物として、「筋書きのあるやらせ」(表現に問題があれば「演出」)として「相撲興業」をすればいいのだ。


しかし、結局は、中途半端な改革で終わるんだろうなぁ。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ214号より)



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