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2011年2月1日付の時事通信(電子版)が「ウナギ天然卵を初採集=マリアナ海溝近く、31個―養殖技術に応用も・東大など」というニュースを報じていた。
記事によると、
◇東京大学大気海洋研究所などの研究チームは、ニホンウナギの卵の採取に成功
(世界初の快挙)
◇採取した場所は、世界最深のマリアナ海溝付近の海域
◇漁獲量が激減しているニホンウナギは、完全養殖に成功している
◇しかし、稚魚(シラスウナギ)に育つ割合が低く実用化に至っていない
◇天然卵の発見で、より生育に適した水温や水質、光の条件が分かる可能性がある
◇天然卵の発見で、養殖技術の発展に大きく貢献する可能性が高い
という。
私の学生時代の友人には、海洋研究、水産研究をしていたものが多く、当時から「ニホンウナギ」と「サクラエビ」の生態は謎が多く、それらを研究テーマにしている先生がたくさんいた。
時事通信の報道では、、ニホンウナギの産卵地探しは1930年台から始まり、東大の大気海洋研究所の塚本勝巳教授らは、2006年2月にグアムなどがあるマリアナ諸島の海域でふ化直後の仔魚の大量採取に成功。そして、海流などから逆算し、産卵地点をグアム島北西部の海底山「スルガ海山」付近と特定したのだという。
ニホンウナギの天然卵(遺伝子解析で31個を天然卵(受精卵)と確認)が発見されたのは、2009年5月22日未明で、水深約200メートル。
卵は1日半かけて、水温約26℃の水深約160メートルの海中まで上がりながらふ化するしていた。
今後は、ふ化に適した塩分濃度など他のデータについても詳細に分析して、「効率の良い完全養殖技術」を確立していくことになるのだろう。
この記事を知った時に、個人的には関心の高いニュースだったので、「ウナギの生態が解明できるかもしれないなんて、すっげー」と思った。
ただ、「英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ」には、どの程度のデータまで公表されているのだろうと思う。
研究者からすれば、研究成果を論文や学会誌などで発表するのが、自分の研究者としてのキャリア形成のための業績、功績である。
しかし、大国となった中国に、レアアースなど天然資源については、外交カードとして使用され、工業製品やアニメキャラクターについては、どんどんコピーされて、日本がお金をかけて投資してきた技術に対する対価が損なわれている。
また、天然マグロの買い付けも、中国の食文化の変化により、世界的な価格はつり上がり、日本市場は品薄になっている。
つまり、「ニホンウナギの生態の解明」は「日本の技術」として非公表、あるいは、特許技術を各国で取得してから公表しなければ、国益を損なうのではないだろうか。
そもそも、東大の大気海洋研究所の研究予算は、大部分が税金である。
ちなみに、中国人が好む寿司ネタは、1位がサーモン、2位がマグロ、3位がうなぎ、だという。
したがって、「うなぎ養殖技術」について、国家として管理し、日本の養鰻家には安価な使用料で技術を用いることができるようにして、中国に逆輸入するぐらいの効率的な生産力を付け、国益を増大していくことも考えなければならないのではないかと思う。
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