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10回目で最終回となった、吉本興業 が主催し、オートバックスセブン 冠スポンサー となり、朝日放送 が制作し、テレビ朝日系列 が放送してきた漫才 選手権 M-1グランプリ」の優勝が「笑い飯」に決まった。



ひさびさに、M-1を通しで視聴した感想は、「笑い飯」はご存知の通り、第2回大会から9年連続の決勝進出で、半ば、M-1の顔となっていたので、審査員も会場も「優勝させてあげたいなぁ」という雰囲気になっていたように思う。



M-1を企画した理由として、島田紳助氏は、自身が司会をする「行列のできる相談所」で、

◇漫才に対して恩返しをしたい

10年やっても目がでない奴を辞めさせたい

と語っている。



つまり、紳助氏自身は、漫才師としてのキャリアは8年だけで、その後、タレントとしてブレイクしたが、漫才を踏み台にしてしまった気持ちがあり、恩返しをしたい。

そして、「才能がないことに気づいていない人」に漫才を諦めるきっかけを作りたい、というのが、企画理由(表向き?)なのだ。



企画が具体化していく中では、松本人志氏と紳助氏は「単純におもろい奴を決めるコンテストがしたい」とM-1の構想を練っていったようだ。

そう言う点で言うと、「M-1決勝に多く出場しているコンビは不利」だ。

実際、歴代のM-1優勝者を振り返ると、M-1の決勝進出が初のコンビの優勝が多い。

したがって、今回がM-1のラストでなければ、最終決戦で7票中3票を獲得した2位のスリムクラブが優勝していた気がする。



同じ日に、ボクシングの亀田兄弟の世界タイトルマッチダブル戦がTBS系列で放映されていたが、ボクシングの採点もノックアウト以外は、判定勝負となり「有効打が多いか」「手数が多いか」で判断が割れる。

結果的に、弟の大毅選手の試合は、「有効打の数で評価した審判が2人」、「手数で評価した審判が1人」だったので、2-1で辛うじて大毅選手が勝った。



M-1の場合もこれまでの大会では「4分間の中にどれだけ多くのツッコミとボケ」を入れてくるか、という近年の流れに対して、スリムクラブはよく言えば「間を十分に取る笑い」、悪く言えば「間も、構成も下手な笑い」で勝負してきており、会場も審査員にもそれが「新しい笑い」として斬新で、面白かった。

したがって、従来通り「新鮮」「おもろい」という基準だったら「スリムクラブ」に票が集まったと思う。

しかし、「ラストの大会」「9年連続決勝進出」ということから、審査員の心情が「笑い飯」に集まり優勝となったのではないかと思う。



わたしは、「スリムクラブ」について、エンタの神様での「フランチェン」ネタ以外では、初めて他のネタを観た。

沖縄出身で、琉球大学卒業の『スリムクラブ』が来年はどこまでブレイクするか楽しみである。



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